60歳の同窓会が人生最高のモテ期!? 還暦読モに美の秘訣を聞いてみた
主婦業の傍ら、時々化粧品ブランドの愛用者モデルを務める志田和佳子さん。そのブランドのCMにも出演ししたことがあるほど、若々しく華やかです。そのつるんとしたツヤのある肌を見てから「60歳」と聞くと、誰もが驚きます。
社交ダンスで引き締まったボディーを持つことも手伝って、60歳で参加した同窓会が人生最高のモテ期だったとか……!そんな志田さんにスキンケアからボディーケア、趣味や内面も含めた若さと美貌の秘訣を伺いました。
志田和佳子さん。
★志田和佳子さんPROFILE★1960年生まれ。主婦として週3日働く日々を送る中、時々、化粧品ブランドの愛用者モデルをしている。モデルの仕事は、普段知り合うことができないいろいろな人と知り合え、自分を客観的に見ることができるので、とても楽しく貴重な体験と感じている。社交ダンスやガーデニングなどが趣味。
今年の同窓会が人生最高のモテ期だった!?
――人生最大のモテ期が同窓会だったそうですが、どんな風にモテたのか詳しく教えてください。
志田さん(以下、志田):60歳のときに行なわれた、高校の同窓会のことでした。当時は一学年10クラスあり、1クラス女子が7名くらいの学校でした。
卒業以来、会っていない人がほとんどだったのですが、私が会場に入ったとたん、みんなの視線を感じました。
担任の先生に「みんな変わってしまって誰だかわからないけど、君は全然変わらないのですぐわかった」と言われました。
食事はフルコースディナーだったのですが、私の席のテーブルに入れ替わり、立ち代わり同窓生が来て「高校のときは恥ずかしくて話ができなかったけど……」と握手を求められたり、「修学旅行で写真を撮りたかったけど言い出せなくて……一緒に写真撮らせてください」と写真をせがまれたりと、まるでアイドル状態でした(笑)。
そんな状態で忙しくて、前菜とデザートをちょっとしか食べることができなかったのが心残りでしたけど(笑)。
みんなが言ってくれた嬉しい言葉は「雰囲気が変わらないね。あの頃の笑顔と同じ」「むき卵みたいなつるんとした肌もそのまま」などでした。
奇跡の60歳……その背景とは?
――60歳にはとても見えない、その若さと美の秘訣をぜひお教えください。
志田:自分にピッタリ合った化粧品ブランドと巡り合えたことでしょうか。あと、一年中日焼け止めクリームを使っています。大事な日の前日に、すぐにお肌を元気にしたいときにはLPS(リポポリサッカライド)が入ったサプリと化粧水がマストアイテムです。食生活は、三食きちんと食べ、意識して水分を取るようにしています。いつも笑顔でいることを心がけ、夜寝る前はどんなに嫌なことがあっても一日に感謝して楽しいことを考えて寝ます。
社交ダンスが生きがい!メリハリボディーに変化
――週に2回の社交ダンスレッスンが、スタイルキープに役立っていると聞きました。社交ダンスを始めた経緯や変化を教えてください。
志田:社交ダンスは私にとって趣味であり生きがいです。始めたのは20代前半でしたが、結婚と同時にやめてしまいました。ただ、ずっとダンスを習いたいという気持ちがあり、カルチャーセンターでベリーダンスなどもしてみたのですが、やはり社交ダンスがしたいと思い、6年ほど前から週2回、社交ダンスを習っています。
自分の体を使っていろいろな感情を表現する社交ダンスは、とても楽しいです。ショーダンスでチャンピオンになった先生に指導を受けています。より美しく踊るためにはどうすればいいか、いつも探求しています。
筋肉、骨の動きという体の構造から教えてくれるので、とても勉強になります。より美しく踊り、美しいポーズを決めるため、体幹を鍛えています。
社交ダンスを始めてから体重は変わらないのですが、メリハリボディになってきています。また体全体がしなやかになりました。
ジム通いで体内年齢「36歳」に!?
――ジムでのエクササイズも習慣化しているそうですが、ジムではどのようなエクササイズをしていますか?
志田:ジムは2年前から、夜、週4〜5回行っています。1回につき、1時間くらいです。週1で骨盤エクササイズのクラスに出て、他の日は30分間、じっくりマットでストレッチをし、スクワット、レッグプレス、チェストプレスなどして、最後は軽く走ります。
ジムに通い始めたきっかけは、体幹を鍛えるためです。続けているうちにO脚も治り、ヒップアップし、体幹もしっかりしてきて、社交ダンスで「ピクチャーポーズ」という決めポーズをするときや、「リフト」という体を持ち上げてもらうときでも、ぐらつかなくなりました。
先日、ジムにある体組成計で測定したら、体脂肪率15.3%、体内年齢36歳でした。
若いうちからやっておくべきことと今後の目標
――志田さんのような60代になるには、若いうちにどんなことをしておくといいですか?アドバイスをお願いします。
志田:私は10代の頃から、よく映画を観ていて、スクリーンの美しい女優さんたちを見て憧れていました。そして美しくなるためにはどうすればいいか真剣に考え、美しくなるには美しいものに触れ、感じることを大切にしてきました。何より、美しいものを美しいと素直に感じる心が大切だと思います。
――現在の、ご自身の「美」の課題、目標は何ですか?
志田:「今の自分が一番好き」といえる自分でいたいです。素顔の美しい女性、笑顔の素敵な女性、表情豊かな女性になりたいです。
また、今は趣味でガーデニングをしているのですが、いろいろ楽しい発見があります。今の時期、色とりどりのパンジーが我が家の庭に咲いています。
ある日、朝起きて庭に出ると黄色のパンジーだけ花弁がちぎれたり、むしられたりしているのを見て、びっくりしました。最初は「誰がこんなひどいことを」と腹が立ったのですが、実は、鳥が花を食べていたのです。それも黄色いパンジーだけ。今の時期、木の実も少なく、鳥もお腹をすかせているのだなと、鳥を許す気持ちになりました。
ダンスをしていているときも、ガーデニングしているときも、心が無になり、他のことは考えなくなります。視野が狭くなると、小さなことで怒ったり、イライラしたりしがちですが、心を無にすることも、ときには大切だと思います。
ガーデニングなど趣味をたくさん持つことも、アンチエイジングには効くのかもしれませんね。