ボルシア・メンヒェングラードバッハのマックス・エベールSDが移籍方針について口にするとき、好んで挙げるのがスカウト担当シュテッフェン・コレル氏との密接な関係だ。「我々は定期的にクオリティを売却し、そしてポテンシャルを手に入れる」それが見られたのはこの夏も同様であり、例えばオフェンスではボルシア・ドルトムントへと移籍したトルガン・アザールによる2500万ユーロのうち、1000万ユーロをブレール・エムボロへ、そして950万ユーロをマーカス・テュラムへと投じた。

 そしてその2人のFWは共に、ダイナミックなプレースタイルをうまくマルコ・ローゼ新監督が好む形でマッチさせており、効果的に得点もマーク。テュラムはここまで3得点2アシスト、ドイツ杯初戦では値千金のゴールも沈めており、エムボロもまた3得点を記録している。

 さらに守備面に関しても、1000万ユーロで獲得した右サイドバックのシュテファン・ライナーはまさに補強としての結果を残しているところであり、左利きのディフェンダー、ラミー・ベンセバイニ(移籍金750万ユーロ)についても今後が楽しみなところを披露。「ここまで7試合で勝ち点16を得られた」グラードバッハは、「良い流れで来れているし、新戦力も貢献してくれている」とエベールSDは評価。「うまくマッチしているし、次のステップへと進み目標を達成できるチームを形成できている」と、胸を張った。