笑顔でコートに立つ菅山かおる=神奈川・川崎市のとどろきアリーナで

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 バレーボール「Vリーグ」の女子大会、JT・マーヴェラスとデンソー・エアリービーズの試合が28日、神奈川・川崎市のとどろきアリーナで行われ、JTがセットカウント3−1で勝利した。阪神の浜中治外野手との熱愛が一部で報じられたJTの菅山かおるは、この日も先発で出場。決定率の高いスパイクと正確なサーブレシーブでチームの勝利に貢献した。熱愛については両者とも完全否定している。

 JTは、第1、第2セットを連取。第3セットこそ、宝来、江藤ら強力なブロック陣を避けて攻撃するようになったデンソーに奪われたが、第4セットにはパウリノ・エリザンジェラにボールを集め、連続ポイントで再び流れを引き戻した。

 セッター竹下佳江は「逆サイドを意識して(トスを)上げていた。その時にいい状態の選手を生かすようにした」と振り返る。エリザンジェラは、その期待に応えるように、強烈なスパイクを何度も相手コートに叩き込んだ。

 守備では、菅山がサーブレシーブで89・5パーセントの成功率を記録。熱愛騒動の影響を感じさせない、献身的なプレーでチームを勝利に導いた。

<Vリーグ・女子結果>(1月28日)
 JT 3−1 デンソー
(25−19、25−20、21−25、25−20)
 久光製薬 3−0 NEC
(25−17、25−20、25−22)
 パイオニア 3−0 日立佐和
(25−22、25−21、25−21)
 東レ 3−0 武富士
(25−23、30−28、25−22)