新iPod TouchをAndroidユーザーがレビュー、低価格でもAR対応の魅力
突如として発表された第7世代の新iPod Touch。2万円台で手に入るお手頃iOS端末ということで、購入を検討している人も多いと思います。とくに、iPhoneを持っていないAndroidユーザーには、気になる端末かもしれません。
すでにiPod touch自体のレビューは掲載されているので、この記事では、AndroidユーザーがiPod Touchを購入するメリットがあるのかどうかを検討してみました。
アプリが使えると言っても、処理が遅すぎて使い物にならないのでは意味がありませんが、iPod touchが搭載するA10 Fusionは、iPhone 7や第6世代iPodと同じもの。余程重いアプリやゲームでもない限り、処理性能不足は感じないでしょう。
また、ARKitが利用できるのも大きなポイントです。安価なAndroid端末では、ARCore非対応でAR機能を使えない機種も多いのですが、iPod touchならARを楽しめます。
その意味では、格安Android端末を利用している人が、補完的にiPod touchを使うのもありでしょう。
▲Mac ProのAR表示機能も試せます
ただ、WWDC19で発表されたARKit 3の最新機能には非対応。人の前後位置を把握して、背後に隠れるような表示も可能にするオクルージョンやモーションキャプチャ、マルチフェイストラッキングなどはA12/A12 X Bionicが必要です。このため、A10 FusionのiPod touchでは利用できません。
ARを使ったコンテンツとしては、ARマイクラこと「Minecraft Earth」のリリースがこの夏以降に控えています。先の通り、オクルージョンには非対応となりますが、iPod touchでどの程度使えるのかが気になるところ。
もちろんAndroid版もリリース予定ですが、対象はARCore対応機種に限られます。iPod touchにはモバイル通信がないので、テザリングやWi-Fiルーターが必須になりますが、それでも、AndroidユーザーがiPod touchを購入する上でのキラーコンテンツになるかもしれません。
実は非対応......なんてことがないことを期待したいものです。
電話ではないので、iPhoneやAndroidの代わりにはなりませんが、iOSをちょっと試す目的で購入するにはちょうどよい端末と言えそうです。
すでにiPod touch自体のレビューは掲載されているので、この記事では、AndroidユーザーがiPod Touchを購入するメリットがあるのかどうかを検討してみました。
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低価格ながら、ARも楽しめるiPod touch
まず、当然といえば当然ですが、iPod touchはiOSを搭載しており、App Storeからアプリのインストールができます。新しいサービス・アプリがリリースされたけどiOS専用だったという場合、Androidユーザーは諦めるしかありませんが、iPod touchがあれば問題ありません。アプリが使えると言っても、処理が遅すぎて使い物にならないのでは意味がありませんが、iPod touchが搭載するA10 Fusionは、iPhone 7や第6世代iPodと同じもの。余程重いアプリやゲームでもない限り、処理性能不足は感じないでしょう。
また、ARKitが利用できるのも大きなポイントです。安価なAndroid端末では、ARCore非対応でAR機能を使えない機種も多いのですが、iPod touchならARを楽しめます。
その意味では、格安Android端末を利用している人が、補完的にiPod touchを使うのもありでしょう。
▲Mac ProのAR表示機能も試せます
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Mac ProをARで出現させる方法
ただ、WWDC19で発表されたARKit 3の最新機能には非対応。人の前後位置を把握して、背後に隠れるような表示も可能にするオクルージョンやモーションキャプチャ、マルチフェイストラッキングなどはA12/A12 X Bionicが必要です。このため、A10 FusionのiPod touchでは利用できません。
ARを使ったコンテンツとしては、ARマイクラこと「Minecraft Earth」のリリースがこの夏以降に控えています。先の通り、オクルージョンには非対応となりますが、iPod touchでどの程度使えるのかが気になるところ。
もちろんAndroid版もリリース予定ですが、対象はARCore対応機種に限られます。iPod touchにはモバイル通信がないので、テザリングやWi-Fiルーターが必須になりますが、それでも、AndroidユーザーがiPod touchを購入する上でのキラーコンテンツになるかもしれません。
実は非対応......なんてことがないことを期待したいものです。
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Apple WatchやApple Payは使えない
Appストアも使え、機能的にはほぼiPhoneと変わらないiPod touchですが、残念ながらiPhoneのすべての機能を使えるわけではありません。Apple Watchもそんな使えない機能の1つです。
▲Apple Watchは使えません
モバイル通信ができないので、Apple Watchが使えてもあまり意味はないのですが、そもそもApple Watchの選択肢がないAndroidユーザーとしては、期待したかったところです。ちなみにiPadでもApple Watchは使えないのでご注意を。
また、Apple Payも利用できません。SIMフリーな低価格Android端末は、ほぼおサイフケータイ非対応なので、Apple Payが使えれば便利なのですが、やはりモバイル通信ができないので仕方がないところでしょう。
この辺りがどうしても必要なら、iPod touchではなく、中古のiPhone 7辺りを探したほうが良さそうです。
Apple Payにも若干関係しますが、iPod touchは指紋センサであるTouch IDを搭載していません。ロック解除はパスコードのみとなります。
Androidユーザーが購入するメリットはありそう
すでにiPhone(iPhone 7以降)を持っているなら、あらためてiPod touchを購入する必要はなさそうです。それよりも、冒頭に書いた通り、iPhoneを持っていない人が手軽に使えるiOS端末として購入するほうが、享受できるメリットは多いと感じます。電話ではないので、iPhoneやAndroidの代わりにはなりませんが、iOSをちょっと試す目的で購入するにはちょうどよい端末と言えそうです。