基調講演より

Googleは、アメリカのサンフランシスコで開催されているゲーム開発者イベントGDCにおいて、基調講演を行い、独自のゲームストリーミングサービス「Stadia」を発表した。


「Stadia」のロゴ

事前情報通り、「Stadia」はGoogleのブラウザChromeで起動するゲームサービス。インターネットに接続できる環境なら、パソコンやテレビ、スマートフォンなどでゲームが遊べる。

その仕組は、Googleのサーバー(データセンター)がゲームの処理などを行って、ユーザーの端末には負荷をかけないというもの。

プレイするためのハードルが低いのも特徴で、ダウンロードやアップロードなし、リンククリックから最速5秒でのゲーム起動、端末間の移動自由、操作は既存のコントローラー、キーボードに対応する。

Google独自のコントローラーとしては事前にリークされた特許情報そのままの「Stadiaコントローラー」が登場。コントローラー自体がWi-Fi接続でネットにつながりゲームにアクセスできる。また、コントローラーに音声入力できるGoogleアシスタントを搭載。オールドファンはファミコンの2コンにあったマイクを思い出すかもしれない。


純正コントローラー

また、シーンの共有という独特な機能もあり、最高のコンボが決まった瞬間や絶体絶命のシチュエーションなどをセーブして、他のプレイヤーに体験してもらうこともできる。

サービスは2019年中に提供開始され、画質は4K HDR、フレームレートは60fpsの予定。

今回の発表では、遊べるゲームのタイトルや参加デベロッパー、料金体系については発表がなかった。今後の続報に期待したい。

発表資料
URL:https://www.youtube.com/watch?v=W7hc4R8JAJY&feature=youtu.be
2019/03/20