ザルツブルクに所属する日本代表FW南野拓実【写真:Getty Images】

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前半だけでハットトリック達成の南野をオーストリアメディアが絶賛

 海外サッカー、オーストリアのザルツブルクに所属する日本代表FW南野拓実は8日(日本時間9日)に行われた、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節、ローゼンボリ(ノルウェー)戦で後方からのボールをボレーでゴールに叩き込む圧巻のシュートなどでハットトリックを達成。5-2の勝利に貢献した。オーストリアの地元放送局は「3得点で夜の男になった」などと称賛している。

 日本の若きエース候補が、アウェーで躍動した。まずは前半の6分だ。味方からのパスを受けた南野はドリブルで持ち上がると、エリア内に入ったところで右足を一閃。相手DFの股の間を抜気ゴールを決めると、同19分には裏に抜け出したところで、後方から供給されたロングパスを左足でダイレクトボレー。ゴールを揺らして2点目をゲット。

 そして3点目は同45分。パス交換から抜け出して、最後は泥臭くシュートを決めて前半だけでハットトリックを達成。チームを大勝に導いた。

 同国の公共放送「ORF」電子版は「ザルツブルクは上昇気流に乗る」と見出しをつけて試合をレポート。南野の活躍にも脚光を浴びせている。

芸術的な股抜き弾&ダイレクトボレー弾含む3得点で大勝貢献

「3得点を挙げて夜の男になったのがタクミ・ミナミノ。スタメンに顔を並べた日本人選手は前半に低い弾道のシュートで相手GKが守るゴールに蹴り込んだ。この時点でピッチ内で違いを生む選手になっていた事は伺えた」と先制弾を振り返ると、さらに「その後にアンドレ・ラマーリョからのロングボールを合わせて見事なボレーシュートで2点目を奪った」と2点目の圧巻のボレー弾を称賛。

「ミナミノは前半だけでハットトリックを達成。5-1になった後も南野は動き回り続け、自軍でボールを捌き続けた」と得点後も献身的な働きを見せた南野に賛辞を並べていた。

 日本代表屈指のイケメンFWがその存在を強烈にアピールした。(THE ANSWER編集部)