強盗に入ったデイヴィッド(左)と逃走を手助けした双子のレイ(右)(画像は『Fort Worth Star-Telegram 2018年11月5日付「McDonald’s sent worker home for being late - so he robbed another McDonald’s, Texas cops say」(Bexar County Sheriff’s Office)』のスクリーンショット)

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マクドナルドへの出勤初日に遅刻し追い返された男が、別のチェーン店舗で強盗を働くというニュースが米テキサス州から飛び込んできた。この男の逃走を手助けしたのは双子の片割れであり、双方が犯行の翌日早朝に逮捕された。『Fort Worth Star-Telegram』『Fox 5 NY』などが伝えている。

テキサス州サンアントニオにあるショッピングモール「The Rim(ザ・リム)」内のマクドナルドで仕事をする予定だったデイヴィッド・ゴメス・ベルトラン(19歳)は、11月1日の出勤初日早々に遅刻した。そのため店から追い返され、手持ち無沙汰になったデイヴィッドは午後7時頃、その店から8kmほど離れた地点にある別のマクドナルド店舗へと出向き、「マネージャーからの指示でヘルプするよう派遣されて来た」と嘘をついた。

マクドナルドの制服姿で現れたデイヴィッドに、その店のシフトマネージャーは書類記入を促すため奥の厨房へと案内した。すると突然ピストルを突きつけられ、金庫にある現金を渡すよう要求。素直に従ったシフトマネージャーは現金1,500ドル(約17万円)を手渡すと、デイヴィッドはすぐに逃走した。

その後、The Rimのマネージャーらが監視カメラを確認すると、追い返したデイヴィッドが映っていたことからベア郡保安官事務所に通報した。捜査を開始した保安官事務所は、日付が変わった午前0時45分頃にデイヴィッドと双子の片割れのレイがアパート近くから車を走らせようとしていたところを見つけ、車を路肩に寄せるよう命じた。しかし2人はそれを無視、車で再び逃走を図ろうとしたが、途中2台の車に衝突した挙句、逮捕された。衝突に巻き込まれた2台の車のうちの1台に乗っていた1人は軽傷を負い、地元の病院へ搬送された。

この衝突で脚を骨折したデイヴィッドは加重強盗の罪、過去5年間マクドナルドで働いた経験があったレイも2件の凶器を使った加重暴行罪および逮捕を逃れようとした罪で、ともに拘留された。

画像は『Fort Worth Star-Telegram 2018年11月5日付「McDonald’s sent worker home for being late - so he robbed another McDonald’s, Texas cops say」(Bexar County Sheriff’s Office)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)