頭皮に化粧水をかけてもいいの?

写真拡大

化粧水の働き

お肌のお手入れ、いつもどうしていますか?

女性なら、化粧水を常用しているという人も多いでしょう。

化粧水とは、肌の表面を整え、滑らかにする機能を持つ透明な化粧品の総称。

その大きな役割は、保湿。つまり、肌の乾燥を抑えることです。

実は、あまり知られていませんが、化粧水の成分はその80〜90%が精製水です。
つまり、ほとんど水というわけですね。

残りの10〜20%が有効成分ということになります。

その中でも、大きなウエイトを占めるのが保湿成分です。

そのほか、製品によってはメラニンの定着を抑える美白成分や、にきびを予防する殺菌、抗炎症成分などが含まれています。

化粧水を頭皮にかけるとどうなる?

乾燥がお肌によくないことはよく知られています。だから、化粧水で保湿するわけです。

では、頭皮の乾燥が薄毛や抜け毛につながることはご存知ですか?

頭皮は常に皮脂を分泌しています。
これが多すぎると酸化して皮膚トラブルの原因になります。

一方、乾燥のし過ぎもダメ。
皮脂には頭皮の潤いを保つとともに、雑菌の侵入を防ぐ役割もあるからです。

ですので、顔のお肌と同様に、適度な潤いを保つ必要があります。

ただ、石油系の界面活性剤を含むシャンプーを使ったり、洗髪をしすぎたり、日常的に紫外線を浴びたりすることで、頭皮は常に乾燥の危険にさらされています。

そこで、頭皮に化粧水をかけるというのはどうでしょう。

「え、それって顔に使うものでしょう。大丈夫なの」と思ったあなた。
実は、大丈夫なんです。

それどころか、化粧水は毎日の頭皮ケアに最適なんです。

もちろん、一番の狙いは保湿です。頭皮を顔と同様にしっとりと保つというわけですね。

ただしそれ以外にも、紫外線から頭皮を守ったり、雑菌が繁殖するのを防いで清潔さを保ったりなど、化粧水が本来持っている機能は、頭にも効果的。

考えてみれば、人間の皮膚の中で常に最前線で外界に接しているお顔のケアにいいものが、頭に悪いわけはありませんね。

使い方は簡単。

フェイスケアのついでに化粧水をてのひらに適量とり、指の腹で頭皮に刷り込むようにするだけです。

普段使っている化粧水は、自分の肌状態に合った商品を選んでいるはずですから、わざわざ頭のために別のものを用意する必要もありません。

また、ケアの際には、指先で頭皮をマッサージするようによく動かせば、血行も促進され、相乗効果が期待できますよ。