どちらを見るか?「ウィンブルドン決勝」か、それとも「サッカーワールドカップ決勝」か

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テニスだけではなく、サッカーの観戦も楽しみたい人も多いことだろう。もし自分自身がその一人なら、2018年は悩ましい年になるかもしれない。

「ウィンブルドン」の大一番である、男子シングルスの決勝戦と、ロシアで行われるサッカーワールドカップの決勝戦が同じ日に予定されており、現在、英紙タイムや同インデペンデントが関連する話題を報じている。

両スポーツの一大イベントの開催時間を巡る議論が熱を帯びている。今までに明らかになっているところでは、「ウィンブルドン」の男子シングルス決勝戦については、日本時間の7月15日22時から開始される予定の一方で、サッカーワールドカップの決勝戦の開始時間は日本時間同日24時(16日0時)だと見込まれている。

つまり、「ウィンブルドン」の男子シングルス決勝戦を、ライブで観戦していると、サッカーワールドカップの決勝戦は観戦できなくなってしまう可能性が高い。

「ウィンブルドン」の決勝戦が短時間で終われば、もちろん問題にはならないが、それは難しいという見方が大半の様子だ。

その理由は「ウィンブルドン」の男子シングルス決勝戦の過去の試合時間にある。過去の試合時間では、今年こそ1時間41分で終わったものの、マリン・チリッチ(クロアチア)がロジャー・フェデラー(スイス)との決勝戦で足のマメをつぶしてしまった影響もあっての短さだろう。

実際に、それ以前の試合時間も、2016年で2時間48分、2015年は2時間56分、2014年は3時間56分、2013年は3時間9分と、2時間以内に終わった例はほとんどない。2つの決勝戦が重なってしまう可能性は極めて高く、どちらを観戦するか迷いどころだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2016年に使用された「ウィンブルドン」のロゴ
(Photo by Jordan Mansfield/Getty Images)