錦織がサプライズで主審に。「日清食品ドリームテニスARIAKE」で日本テニス界の顔が集結

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「日清食品ドリームテニスARIAKE」が11月25日、有明テニスの森公園の有明コロシアムで開催された。日本のテニスを代表するプレーヤーらが参集してエキシビジョンマッチを行い非常に盛り上がった。

「日清食品ドリームテニスARIAKE」は、日本を代表するテニス選手らと、世界的なプレーヤーが同じコートに立つ機会になってきた。

今年も松岡修造さんや伊達公子さんといった日本テニス界の顔が登場。錦織圭(日清食品)も怪我の影響でプレーこそしなかったものの、インタビューに答える他、サプライズでエキシビジョンマッチの主審として参加。慣れない主審にポイントのコールを忘れたりするも、イベントらしい和やかな雰囲気でファンをわかせた。またコーチを務めるマイケル・チャンさんも往年の名選手らしいプレーを見せた。

錦織はコート上のインタビューで、最新の状況について話した。錦織によれば、手首の回復は順調な一方で、まだ痛みは残っているという。また、完治するまでにはまだ時間がかかるため経過を見ていき、来年の1、2月に復帰したいとした。

錦織はさらに今の状況について「前向きに、ポジティブに受け止めている。そこから何かを学ばなければならない。いい出会いもあったほか、トレーニングも充実していた。頭のリフレッシュもできており、自分が成長することに時間を使っていきたい」と話した。

さらに、会場で行われたエキシビジョンマッチには、次世代の注目選手である綿貫陽介(グローバルプロテニスアカデミー)やダニエル太郎(エイブル)らも参戦。内田海智(富士薬品)や中川直樹(IMG Tokyo)といった若手で注目される選手らと、ダブルスの試合を繰り広げ、持ち前のショットと技術をアピールした。

ほかにも、女子選手としては、大坂なおみ(日清食品)や奈良くるみ(安藤証券)といった実力のある選手らが集まり、それぞれドリームシングルスやドリームミックスで自身のプレーを見せた。

加えて11月にミラノで行われた「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」で優勝したチョン・ヒョン(韓国)がレジェンド・チャレンジと銘打って、チャンさんと変則マッチを戦ったり、男女ミックスのダブルスに助っ人として登場したりした。

ほかにもドリームチャレンジとして、車椅子テニスの世界チャンピオンである上地結衣(エイベックス)が伊達公子さんと7ポイント制のタイブレーク戦を披露。

イベントは緊張感のある試合とは異なり、終始笑顔で溢れ、盛況のまま終了した。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「日清食品ドリームテニスARIAKE」のフォトセッションの様子

(テニスデイリー編集部)