2007年の「神童」50名、今はどうしている?
『The SUN』は1日、「2007年に選出された世界最高の10代選手50名は、今どこにいるのか」という記事を掲載した。
情報が加速している昨今のサッカー界。ユースで活躍する選手がすぐに賞賛されるものの、その中でブレイクできるのは一握りである。
10年前に神童と評価された50名の選手は、その後ブレイクできたのか?2回に分けて紹介する。
1:サディク・アダムス(ガーナ)
当時所属:アトレティコ・マドリーB
現在所属:アサンテ・コトコ
かつてアトレティコ・マドリーのユースで活躍したが、その後はアフリカ、アジアのリーグでプレー。母国に帰ったあと、27歳で初めてガーナ代表に選ばれた。
2:イスマイル・アイサティ(オランダ)
当時所属:PSV
現在所属:バルケシルスポル
非常に愛されたオランダの天才アタッカー。後にモロッコを選択するがそちらでも定着できず。現在はトルコでプレー。
3:アレシャンドレ・パト(ブラジル)
当時所属:ミラン
現在所属:天津権健
すでにセリエA51試合に出場していた。スターの階段を登ると思われたが怪我に泣く。現在は中国でプレーしている。
4:アンデルソン(ブラジル)
当時所属:マンチェスター・ユナイテッド
現在所属:コリチーバ
ポルトで大ブレイクを果たしたが、ユナイテッドでは長く燻った。2015年にブラジルに戻り、今季はインテルナシオナウからコリチーバへ期限付き移籍。
5:ジョバニ・ドス・サントス(メキシコ)
当時所属:バルセロナ
現在所属:LAギャラクシー
バルサで大きな期待を集めたが、その後トッテナム移籍で失敗。2015年にアメリカへと渡った。
【次ページ】説明いらず
6:ギャレス・ベイル(ウェールズ)
当時所属:トッテナム
現在所属:レアル・マドリー
サイドバックからウイングに転向し大ブレイク。快速アタッカーとして頂点を極め、レアル・マドリーへ移籍した。怪我さえなければもっと成功しただろう。
7:セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン)
当時所属:アトレティコ・マドリー
現在所属:マンチェスター・シティ
言わずと知れた世界最高クラスの点取り屋に。アルゼンチン代表でもリオネル・メッシらと共に活躍。
8:ボヤン・クルキッチ(スペイン)
当時所属:バルセロナ
現在所属:アラベス
バルサ下部組織で数々の記録を更新したが、精神的な病に苦しみ、トップレベルでは「そこそこ」に留まってしまった悲運の天才。現在はストーク・シティからアラベスにレンタル中。
【次ページ】逮捕された者も
9:ブレーノ(ブラジル)
当時所属:サンパウロ
現在所属:ヴァスコ・ダ・ガマ
2008年にバイエルンへ移籍するも、その後放火の罪で逮捕。有罪判決を受けて収監された。2012年にサンパウロと契約し、釈放後の2015年からプレーしている。今季はヴァスコにレンタル。
10:ヘラルド・ブルナ(アルゼンチン)
当時所属:リヴァプール
現在所属:オタワ・フューリー
レアルを断ってリヴァプールに来たという天才であるが、イングランドでは成功できず。下部リーグを渡り歩いたあと、2016年に米独立リーグのオタワ・フューリーへ。
11:アンヘル・ディ・マリア(アルゼンチン)
当時所属:ベンフィカ
現在所属:PSG
ベンフィカで輝かしい活躍を見せていた彼は、その後レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッド、PSGと移籍。素晴らしいキャリアを描く。
【次ページ】「超神童」だったのに…
12:ディエゴ・ブオナノッテ(アルゼンチン)
当時所属:リーベル・プレート
現在所属:ウニベルシダ・カトリカ
161cmという体格の小兵は、リーベル・プレートを2011年に離れてマラガへ。その後グラナダを経てパチューカ、キルメス、AEKアテネでプレーした。昨年からはチリの名門カトリカに所属。
13:フランコ・ディ・サント
当時所属:アウダックス・イタリアーノ
現在所属:シャルケ04
チェルシーでプレーしたことで知られる長身FW。ウィガン、ブレーメンを経て2015年にシャルケ04に加入し、3シーズン目を迎えている。ただまだ2ゴールしか決めていない…。
14:マコーリー・クリサントゥス(ナイジェリア)
当時所属:ハーツ・オブ・アブジャ
現在所属:ラミア
2007年のU-17ワールドカップで7ゴールを決めた天才ストライカー。ハンブルガーSVに加入し、その後カールスルーエ、FSVフランクフルト、ラス・パルマスなどでプレーした。現在はギリシャのラミアに所属。
【次ページ】ロナウドが愛するFW
15:カリム・ベンゼマ(フランス)
当時所属:リヨン
現在所属:レアル・マドリー
この中では誰もが知っている選手の一人。リヨンでブレイクし、その後レアル・マドリーへ。クリスティアーノ・ロナウドに愛されるパートナー。
16:ドゥミトル・コピル(ルーマニア)
当時所属:ハーツ
現在所属:ショイミイ・リポヴァ
「新しいゲオルゲ・ハジ」と呼ばれた選手。若くしてハーツに加入するがトップチームに上がれず。現在はルーマニア3部でプレー。
17:ファビオ・ダ・シウヴァ(ブラジル)
当時所属:フルミネンセ
現在所属:ミドルズブラ
弟のラファエウとともにマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。ブラジル代表にもデビューしたが、それほど出場機会は得られず、現在は2部のミドルズブラ所属。
【次ページ】こっちもロナウドの親友
18:カーミット・エラスムス(南アフリカ)
当時所属:スーパースポート・ユナイテッド
現在所属:RCランス
南アフリカの天才アタッカーとして期待された。後にフェイエノールトに引き抜かれるも成功できず。昨年フランスに進出し、今季はレンヌから2部のランスにレンタル中。
19:ファビオ・コエントラォン(ポルトガル)
当時所属:ベンフィカ
現在所属:スポルティングCP
ベンフィカでサイドバックとなりブレイク。2011年にはレアル・マドリーへ引き抜かれた。昨季はモナコ、今季はスポルティングへローン移籍。
20:マルアヌ・フェライニ(ベルギー)
当時所属:スタンダール
現在所属:マンチェスター・ユナイテッド
アフロが印象的な長身MF。2008年にエヴァートンへ移籍し、恩師モイーズ監督によってユナイテッドへと引き抜かれた。
【次ページ】澤昌克の同僚
21:ギリェルミ(ブラジル)
当時所属:クルゼイロ
現在所属:アトレチコ・パラナエンセ
若くしてクルゼイロで大ブレイクを果たした攻撃的MF。2009年にディナモ・キエフへ移籍し、CSKAモスクワに貸し出された。現在はコリンチャンスからアトレチコPRへローン中。
22:ダミアン・イスモデス(ペルー)
当時所属:スポルティング・クリスタル
現在所属:デポルティーボ・ムニシパル
ユース代表で大活躍し、2007年にスペインのラシンへ。エイバルでもプレーしたが欧州では成功できず。現在は澤昌克の同僚という情報なのだが、昨季からほとんど出場した形跡がない。
23:ロレンツォ・デ・シルヴェストリ(イタリア)
当時所属:ラツィオ
現在所属:トリノ
イタリア各年代の代表チームで選抜されてきたエリートDF。その後フィオレンティーナ、サンプドリアでプレーし、昨年からトリノに所属。
【次ページ】東欧で復活
24:ヌール・ハドリア(チュニジア)
当時所属:クラブ・アフリカン
現在所属:ビゼルタン
この中で最も知名度が低い選手と言える。クラブ・アフリカンでもあまりブレイクできなかったが、2011年に移籍したビゼルタンで一定の活躍をを見せた。
25:ラビウ・イブラヒム(ナイジェリア)
当時所属:スポルティングCP
現在所属:スロヴァン・ブラチスラヴァ
スポルティング・リスボン、PSV、セルティックと渡り歩くもほとんどプレーできず。2014年に加入したトレンチーンでレギュラーを獲得も、昨季はヘンクでわずか4試合の出場に。今季はスロバキアに戻った。