戦闘機の爆弾投下訓練(資料写真)=(聯合ニュース)

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◇文大統領「強力な対北報復能力誇示を」 爆弾投下訓練実施

 北朝鮮が29日朝に平壌市の順安付近から中距離弾道ミサイルを発射したことを受け、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「強力な対北報復能力を誇示」するよう指示した。指示を受け、韓国軍は最新鋭戦闘機F15Kを4機出撃させ、爆弾(MK84)投下訓練を実施した。韓米両国はB1B戦略爆撃機など、米国の戦略兵器の韓国展開も検討しているという。青瓦台(大統領府)高官が明らかにした。

◇北朝鮮ミサイル 「平壌の順安飛行場から発射」=韓国情報機関

 韓国情報機関の国家情報院(国情院)は29日、北朝鮮がこの日朝に発射した弾道ミサイルについて、「午前5時57分ごろ平壌の順安飛行場(国際空港)から発射した」と明らかにした。飛行場からの発射は初めてだとも説明した。国会情報委員会の全体会議での報告を、同委員会幹事の議員が伝えた。

◇北ミサイル グアム攻撃能力誇示か

 北朝鮮が発射した弾道ミサイルは日本の上空を通過し太平洋上に落下した。最高高度は約550キロで、29分間に約2700キロ飛行した。北朝鮮から米領グアムまで約3000キロであることを踏まえ、韓国の専門家は北朝鮮がこのミサイル発射によりグアムまで到達させる能力を示したとみている。北朝鮮は9日、グアムの主要な軍事基地をけん制し、米国に警告のシグナルを送るため、グアム周辺の海域に中距離弾道ミサイル「火星12」を4発同時に発射することを検討中だと発表した。

◇来年度予算案 7%増の約41兆円

 韓国政府は29日、総額429兆ウォン(約41兆円)となる来年度(1〜12月)予算案を発表した。今年度より7.1%増となる。雇用をはじめとする福祉予算が12.9%、教育予算が11.7%それぞれ増加した。なかでも福祉予算が予算全体に占める割合は34%に達し過去最大となった。一方、社会間接資本(SOC)予算は今年度より20%の大幅減となった。

◇国土の16%に人口9割超が集中

 国土交通部が発表した統計によると、韓国の人口の91.8%が国土の16.6%に過ぎない都市部に集中していることが分かった。国土面積は10万6059.8平方キロメートルで、総人口は5169万6000人。

◇ソウル初のライトレール 来月2日開通

 ソウル市は同市初となるライトレール、牛耳新設線が8年に及ぶ工事を終え、来月2日に開通すると発表した。市北東部の北漢山牛耳駅から地下鉄1・2号線の乗換駅・新設洞駅までを結ぶ11.4キロで、来月2日午前5時半に北漢山牛耳駅から運行を開始する。

◇聯合ニュース 韓中日合同写真展を開催へ

 韓国の国家基幹通信社、聯合ニュースが中国の国営新華社、日本の共同通信と共に9月5日からソウルの大韓民国歴史博物館で写真展を開く。同日の開幕式には文化体育観光部や平昌冬季五輪組織委員会、平昌冬季五輪公式スポンサーの関係者らが出席する。来年開催の平昌冬季五輪、2020年の東京夏季五輪、22年の北京冬季五輪の成功を願い、それぞれの国を代表する通信社が合同で開催する写真展で、11月30日まで開かれる。