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 昨年末に解散したSMAPのメンバーの今後について、複数のメディアが報じ始めている。ジャニーズ事務所では9月に契約更新があり、その3カ月前にあたる6月に、事務所に残留するかの意思確認を行うとされていることが主な要因だ。解散時には、からジャニーズ残留の意思を表明していた木村拓哉(44)を除き、他のメンバーは独立するのではと噂されてきた。しかし、独立するのは草なぎ剛(42)と香取慎吾(40)だけで、中居正広(44)、稲垣吾郎(43)は事務所に残ることになるという見方をする関係者も多くなっている。一部では、ジャニーズが中居の残留を強く希望しているとされている。

「実際今年に入り、中居がMCを担当する『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系)は、深夜枠からゴールデンタイムに進出しました。その背景には事務所のプッシュもあったと言われています。こうした事務所の対応に、中居は残留を決めたとも言われて居ます。これに対して香取は、SMAP騒動の間、木村に対し嫌悪感を抱いていたことがずっと報じられていました。そのため、同じ場で活動するという選択肢は、はじめからなかったのだと言われています。草なぎは香取とともに“しんつよ”のコンビで親しまれており、現在もラジオ番組『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)でもともにMCを務めている。そうした関係性から、香取の意思を汲み、共に独立を選ぶのではないでしょうか」(芸能記者)

■独立の条件として再び”あの謝罪会見”を実施?

 またジャニーズ事務所を離れるという選択をするであろう二人には、“あること”をしなければならないと言われている。

「おそらく二人は、ジャニーズを独立表明する上で、報道陣へ向けた報告会見を行うことになるのではないかと思われます。SMAPは解散騒動の最中“謝罪会見”ともとれるような生放送で世間を驚かせましたが、それと同じような会見を何らかの形で設けるのではないかと言われています」(前出・芸能記者)

 さらに気になるのが、独立後の二人の受け皿だ。かねてから元マネージャーのI氏を頼るということも言われているが、一部では二人が個人事務所を設立するのではないかという声もあるようだ。

「二人が現在と変わらない活動を行いたいのであれば、I氏との接触は断つように言われていると囁かれているのです。さらにジャニーズ側はすでに二人に対し、他のメンバーとの共演NGを突き付けているとも言われているとか。これまでの仕事をキープするため、“独立”と称しつつも、しばらくは業務委託を結ぶのではないかという話さえあります。芸能界に未練はないと言われている香取はともかく、今後も俳優をメインに活躍したいと思う草なぎは、この制約を泣く泣く飲むしかなかったのではないかもしれませんね」(前同)

 解散して半年が経過しても未だ動向が話題になる元SMAPメンバーだが、9月までにどんな動きを見せることになるのだろうか。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。