Photo by Dusty J(写真はイメージです)

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 大麻は自分のものではないーーその証言は嘘だったのか。KAT-TUNの元メンバー・田中聖容疑者(31)の尿から大麻の陽性反応が検出されたことが29日にわかり、田中本人の薬物に溺れる生活ぶりが次々と明らかになっている。そうした中で1日発売の週刊文春では、最近まで田中と交際があったという元グラビアアイドルが、交際当時の田中の様子を明かすなど波紋は広がっている。

「当初は『(大麻は)自分のものではない」と否認していた田中容疑者ですが、尿検査の結果からもはや言い逃れは難しい状況です。田中容疑者は注射以外のあらゆる薬物は経験済みのようで、大麻に関しては外出時にも持ち出すなど日常的に使用していた疑いが持たれています」(スポーツ紙記者)

 田中は麻布で経営していたバーの売り上げ金を関係者に持ち逃げされるなど人間不信に陥り、そうした心身の磨耗から薬物に手を出してしまったと言われている。しかも文春に登場する元交際相手のグラビアアイドルの証言では、コカインにも手を出していたことが明らかになった。ここに田中容疑者の深刻な薬物依存が示されているという。

「過去に何度も自殺未遂を起こし病院に運ばれていたことを証言されている田中容疑者は日常的に薬物に依存していたようです。コカインは日本国内でも流通量が少なく、取引量もひじょうに高価なもの。それだけに愛用者は重度の中毒者が多く、ごく一部の富裕層やモデル、ミュージシャンなど限られた層に流通しているという特徴がある。今後は田中が薬物をどこから手に入れていたのか、入手ルートなど当局からの厳しい追及が続くでしょう」(前出・記者)

 そこで囁かれているのが、俗に”西麻布ルート”と呼ばれている都内の半グレ集団が仕切る薬物売買ネットワークだという。

「2015年に逮捕されたグラビアアイドルTAがコカインで逮捕されたときにも浮上した売買ルートです。ハーフの男性ファッションモデルを中心に広がっていると囁かれていて、西麻布周辺ではかなり知られている存在だったとも。芸能関係者には広く浸透していたようで田中容疑者も関与が疑われています」(前出・記者)

 元ジャニーズの人気アイドルが堕ちた薬物地獄。田中容疑者の逮捕で、思わぬ芋づる逮捕を呼び込むかもしれない状況だ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。