2015年4月24日に発売されたApple Watchですが、GoogleマップやAmazon、eBayなどの人気アプリが相次いでサポートを終了させていることが明らかになっています。

Major apps abandoning Apple Watch, including Google Maps, Amazon & eBay

http://appleinsider.com/articles/17/05/01/major-apps-abandoning-apple-watch-including-google-maps-amazon-ebay



4月17日のアップデートから、iOS向けのGoogleマップがApple Watchのサポートを終了しました。このことについてGoogleは特にリリースノートなどを出しておらず、GoogleマップのwatchOSサポートが今後復活するのかどうかは不明なままです。



これと同じように、AmazonアプリやeBayアプリといったこれまでApple Watchアプリをサポートしていた人気iOSアプリの一部が、4月下旬になってApple Watchのサポートを相次いで終了しています。Apple Watchを使ってAmazonで買い物をする必要性はほとんど感じられないかもしれませんが、eBayアプリは入札状況を確認することができる「ある程度使えるアプリ」だったそうです。

さらに、「GoogleマップはApple純正のマップアプリよりも優れていた」とApple関連のニュースを報じるAppleInsiderはコメントしています。なお、他にも小売業者のTargetが提供するアプリなどでApple Watchアプリのサポートが終了しています。



もしもこれらのアプリのiOS版がサポートを終了したとすれば、たちまち大きな話題になっていたことは明らかであり、Apple Watchがいかに利用されていないかを浮き彫りにすることとなってしまいました。

なお、AppleInsiderはGoogle、Amazon、eBayに対してApple Watchアプリのサポート終了についてコメントを求めていますが、現在のところ返答はないそうです。

・追記 2017年5月2日 17:30

GoogleマップのApple Watchアプリ版のサポートを終了したことについて、AppleInsiderがGoogleから回答を得ています。Googleの担当者は「最新のiOSアップデートからApple Watchのサポートを終了しましたが、将来的にはサポートを再開する予定です」とコメントしています。watchOS版Googleマップアプリは機能が制限されており、Apple純正のマップアプリのようにマップビューを表示できませんでした。Googleやその他企業がサポートを打ち切ったのは、Appleの制限を緩和させる戦略かもしれない、とAppleInsiderは推測しています。

Apple Watch support returning to Google Maps 'in the future,' Google says

http://appleinsider.com/articles/17/05/01/apple-watch-support-returning-to-google-maps-in-the-future-google-says