「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」略して“ハピクロ”。ももいろクローバーZが贈る、“教養エンターテインメント・プログラム”です。毎週、様々なジャンルのプロフェッショナルな先生たちが登場して、「○○学」と題した、聴けばつい誰かに話したくなるアカデミーを開講中です。

2017年4月30日(日)の放送では、「ゴールデンウィーク!顔はめ看板学」のハピクロ・アカデミーを開講しました。

先生は、顔ハメ看板ニストの塩谷朋之さん。

これまでに2950枚の顔ハメ看板で撮影をしてきた塩谷さんに、ゴールデンウィーク中に撮るべき、オススメの顔ハメ看板や、顔ハメ看板での撮影のコツなどを教えていただきました。

(ももいろクローバーZがパーソナリティをつとめるTOKYO FM「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」2017年4月30日放送より)

──”顔ハメ看板の歴史!”

清野:「顔ハメ看板」は、歴史的にどれぐらい昔からあるものなんですか?

塩谷先生:正確な歴史はわからないのですが、アメリカの画家のカシアス・クーリッジという人が1874年にパネルに絵を描いて

顔を出して写真を撮ると面白いという、顔ハメ看板の概念を特許取得されているので。

カメラの歴史とともにという感じだと思うんですけど、140年くらい前にはそういう考え方自体はあったんじゃないかと思います。

かなこ:へ〜〜!

清野:世界的に見て、日本は「顔ハメ看板」は多いんですか?

塩谷先生:世界で一番多いんじゃないかと思います。

旅行へ行った時に撮るっていう感覚があると思うんですけど、観光地でも何でもないところに置かれているのも多いですね。

最近、イベントで置いたりっていうのが増えています。

清野:誰に撮ってもらうんですか?

塩谷先生:僕は三脚を毎日持ち歩いているんですが、セルフタイマーで撮ることが多いですね。

かなこ:ちょっと照れとかありませんか?



塩谷先生:いま2950枚くらい撮っているんですが、そういう感覚はどんどんなくなっていきますね。

──”顔ハメ看板の前では個性を出さない!”

清野:人気の高い日本国内の顔ハメ看板を紹介していただけますか?

塩谷先生:何と言っても人気が高いのは東京駅にある顔ハメ看板ですね。丸の内口の近くに置かれているので。

かなこ:あ〜〜! あるある! 撮ったことないけど。

れに:お! かなこちゃん!

塩谷先生:駅員さんになれるという形なので、東京駅に来た時ってテンションが上がってると思うので、撮られる方は多いですね。

れに:先生は顔ハメ看板で写真を撮る時は笑わない派ですか?

塩谷先生:そうですね、一切笑わないですね。顔ハメ看板が主役だと思っているので、なるべく自分の個性を出さないようにしています。

かなこ:私が変顔とかしちゃうのは、自分がメインだと思ってるからだ(笑)。

れに:目立ちたがり屋だからな〜(笑)。





──”ゴールデンウィークにオススメ!コラボ系顔ハメ看板”

清野:今はゴールデンウィークの真っ最中ですが、この時期にオススメの顔ハメ看板をご紹介いただけますでしょうか?

塩谷先生:こどもの日に向けて、現在全国のトイザらスさんに顔ハメ看板が置かれています。

れに:トイザらス大好き〜! 妖怪ウォッチだ!

塩谷先生:今回は5月7日まで、妖怪ウォッチとのコラボのものが置かれています。

かなこ:ぜひぜひ、お子さんと家族で顔ハメ看板を記念にね!

清野:その他にオススメはありますか?

塩谷先生:益子焼で有名な益子町、ゴールデンウィークと秋に「陶器市」というイベントをやっていて、毎年のように顔ハメ看板が出ているので、たぶん今年も出ると思われます。

れに:ちょっとまた違ったテイストの看板ですね、手書きですか?

塩谷先生:そうですね。人が描いて作られているもので、益子の陶器市っていうのがかなりの人出なので時間に余裕を持って行かれた方がいいと思います。

かなこ:なんか、すごいオシャレですね。

清野:陶器市ですから、ご年配向けみたいな印象もあるんですけど。

塩谷先生:ゴールデンウィークということもあるので家族連れが多かったので、子供用の台もあってお子さんが撮ってましたね。

かなこ:お父さんお母さんがさ、顔ハメ看板してるの見ると微笑ましいよね(笑)。

塩谷先生:昔は記念撮影みたいなパターンで撮られることが多かったと思うんですけど、こういった時に、日にちやイベント名が入ってたりとか、SNSで拡散してもらうっていう目的で置かれているのが大きくて、情報が一枚の看板の中に入っているんですよね。

かなこ:よし! うちのライブ会場にも新しい看板を置こう!

れに:ももクロメンバーに、もう一人追加みたいな感じで(笑)。



かなこ:もしくは、うちらの顔のところ抜いておいて先生がうちらの衣装着てるみたいな(笑)。

清野:早速発注しましょう!

──”過酷な顔ハメ看板!”

清野:ここで、先生からクイズを出題していただきましょう。

塩谷先生:今まで私がハマってきた中で、もっとも過酷だと感じた顔ハメ看板は、次のうちでれでしょうか?

1 屋根の上に登らないとハマれない。

2 長年使われていなくて、蜘蛛の巣が張っている。

3 温泉の中にありレンズが湯気で曇る。

れに:私は3番! これは消去法で1、2番は自分が頑張れば撮れるけど、3番ばかりはなかなか難しいなと思って。

かなこ:先生の表情は一切変わりません!(笑)

れに:先生、もっと顔に出していいんですよ〜(笑)。

清野:なに、顔から盗みとろうとしてるんですか、ちゃんと考えてください(笑)。

かなこ:私は2番! 1番は危ないなっていうので、3番は温泉にカメラっていうのはいろいろ問題があるんじゃないかっていう(笑)。

れに:確かに〜〜!(笑)

清野:コンプライアンス的な考えですね(笑)。

かなこ:ここまで先生とお話しまして、クモの巣をかき分けることも、優しさで出来なさそうな感じがしたんですよ。

清野:鋭い推理ですが、先生の表情は一切変わってません!(笑)

かなこ・れに:せんせー!

塩谷先生:正解は1番です。

かなこ:こんな当たらないことないんですけど、熱弁した後に恥ずかしい(笑)。

塩谷先生:屋根の上に登らないとハマれなかったというのは、顔ハメ看板自体が使われなくなってしまっていて、建物の屋根の淵に釘で打ち付けてあったんですね。

かなこ:あれま!

塩谷先生:見つけちゃったので「どうしても撮りたいんですけども」とお願いして、撮りました。

私が建物の2階でさえ嫌なくらい高いところが苦手で、今までで一番きつかったですね。

かなこ:撮ったんですか?

塩谷先生:撮りましたね。

れに:すごーい(笑)

──”顔ハメ看板撮影のコツ!”

清野:”顔ハメ看板で撮影してみたい!”と、興味を持った方もいるかと思いますが、そういう方のために撮影する際のコツや、注意点はありますか?

塩谷先生:なんとなく、”あるから撮ろう”っていうぐらいの気持ちで撮ると、覗き込むような感じになっちゃってですね、看板と顔との間に距離ができてしまうので一体感が出ないんですよね。

女性が”顔に物を当てたくない”という意識があるので、顎をくっつける意識で撮影するとちゃんと撮れます。

かなこ:あとこれ! 女性前髪問題ですね!

塩谷先生:おでこを出して撮る方が綺麗に撮れる構図が多いんですよね。

だいたい、肌色の部分、顔の内側の部分が空いている形が多いので、そこに前髪が入っちゃうと構図的におかしくなっちゃうんですよ。

かなこ:やばい! うちらさっき前髪出して撮っちゃった、先生言ってくださいよ〜!

清野:ということで、お2人はいかがでしたか?

かなこ:私たちも顔ハメ看板撮る方だったので、データにも残っているんですよ。これから、その写真フォルダの写真を私と高城さんで増やしていきましょう!

れに:そうだね! 増やしていこう!

清野:ということで「ゴールデンウィーク! 顔はめ看板学」本日の講師は、顔ハメ看板ニスト・塩谷朋之さんでした!

かなこ・れに:先生、今日は本当にありがとうございました!

塩谷先生:ありがとうございました。



〈番組概要〉

番組名:「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」

放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット

放送日時:毎週日曜 16:00〜16:55

パーソナリティ:ももいろクローバーZ、清野茂樹

番組Webサイト: http://www.tfm.co.jp/clover/



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聴取期限 2017年5月7日 AM 4:59 まで

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