この時代をどう楽しく生きていくのか? どうカッコ良く生きていくのか? あなたのこれからの毎日を変えてくれるかもしれないヒントを、RIP SLYMEがゲストとともに探求していくTOKYO FMの番組「RIP SLYME SHOCK THE RADIO」。そのなかで、ゲストに必ず聞く質問が「カッコイイ大人とは?」。
4月7日の放送では、4月5日にニューアルバム『PEACE OUT』をリリースしたばかりの竹原ピストルさんが登場。「カッコイイ大人」について答えてくれました。


竹原ピストルさん(右)と、番組パーソナリティのRIP SLYMEのRYO-Z



RYO-Z 僕、詩(歌詞)がスゴイなって思ってて。本当にズサっと心に刺さると思って。どういう感じなんですか作詞は?

竹原 僕はまず1個、ショートフレーズ……パンチラインって言えばいいんですかね。短い短い印象的なショートフレーズをトンッと付けて。それを大概サビに持ってくるんですよね。そこに行き着くまでの経緯をAメロBメロで書くみたいな。(RYO-Zさんは)どうやって書くんですか?

RYO-Z だいたい同じだと思います。フックラインから。

竹原 「フックライン」! うわっ!! 覚えた新しい言葉!(笑)。フックライン、そうですそうです!

RYO-Z 僕らは人数が多いので、完全に決まったテーマになるとほかのみんながアプローチしづらくなるんですよ。

竹原 はぁ〜!(感嘆)。

RYO-Z だから薄めというかみんなで楽しく……、いわゆるパーティラップミュージックだから、オケの部分の「一番ここがフックだろう」っていうところに、僕ないしPESないしほかの誰かがフックをまず付けて、そこから連想ゲームしようみたいな。

竹原 すごい! へぇ〜!

RYO-Z かなり似てると思いますよ。でもその言葉選びがスゴイじゃないですか。

竹原 そんなことないと思いますよ。嬉しいっす。


(中略)

RYO-Z 世に放たれたばかりのニューアルバム『PEACE OUT』。今までで一番の自信作ということで。

竹原 はい。同じかもしれないですけど、アルバムって毎回最高傑作だって思っちゃいますよね。

RYO-Z そう思って作ってなかったら出すなってかんじですよね。

竹原 でもなんか上手く言えないですけど、普段ライブが100本あったら99本はひとりでの弾き語りじゃないですか。

RYO-Z うんうん。

竹原 そういう自分が普段やっていることをキッチリ収めたかったし……。音楽としてたまたまお店でかかっていたときになんとなくスゥーッと聴けるものにしたいっていう意味合いにおいては、バンドアレンジだったりとか、弾き語りのものが混じっていてちょうど良いじゃないかなと思っていて。竹原ピストルを応援してくれてる人から結構「やっぱ弾き語りじゃないと」という声をいただくこともあるんですけど、そういう皆さんにも「今回、ちょうど良いね」って思ってもらえるんじゃないかなと。

RYO-Z 普通に竹原ピストルさんファンの方からすると「アコースティックっていう“刺身”を食いたい」ってのもあるだろうけど、煮魚、焼き魚とあっていろいろ食べられるほうがバラエティに富んでますもんね。いやぁすごいアレンジ……!

竹原 そのバランスが、今までで一番良く録れたと言えるかもしれないですね。

RYO-Z 打ち込みの曲なんかもすごく良いなと思って。ヒップホップを聴いているって知ると、そこで合点がいって「すごいいろいろ聴くんだな、この人……!」っていう。

竹原 ああ好きですね〜。

RYO-Z ちょっとビックリですね。ぜひ皆さん、ものすごい曲がギュウギュウに詰まったアルバムなので……! その一番の自信作を作ってしまったわけなんですが、これからはどうなっていくんでしょうか!? これを提げてツアーとか?

竹原 そうですね。ツアー(「竹原ピストル 全国弾き語りツアー”PEACE OUT”」)ですね。いわゆるレコ発ツアーが全国でありまして。それが9月くらいまで続きます。

RYO-Z 3年後、5年後、10年後くらいまでのビジョンとかあったりします?

竹原 3年、5年後というより10年後の話をすると、僕やっぱり……いつも例えで出すのが坂本九さんの『上を向いて歩こう』だったり美空ひばりさんの『川の流れのように』みたいな、誰もが……なんだったら好きも嫌いも論じないくらい、そこに当たり前のようにある歌を。10年後は早いかもしれないですけど、いつかそういう曲を1曲書いてみたいという将来の夢があります。

RYO-Z それはもうぜひ! そういうものが出そうな男、竹原ピストルだと思いますから!

竹原 いやいや……! そういうひとつの生涯歌唄いとしての目標ではありますね。

RYO-Z ただのヒット曲じゃなくてずっと歌い継がれる……!

竹原 作りたいですね……。

RYO-Z もうミュージシャンとして100点っすね。完璧っすね(笑)。

竹原 (笑)。

竹原ピストルさんが考える、カッコイイ大人とは?


◆最後に番組恒例のこの質問「カッコイイ大人とはどんな人か?」を、竹原ピストルさんに聞いてみました。

竹原 ひと言で言うと“優しい人”になるんですけど。僕、最近新しいアルバムのツアーのプロモーションで、知らない人はいないであろうという一線級のいろんなジャンルの芸人さんや俳優さんにお会いするんですけど、皆さんひとり残らず、ことごとく優しいっすよね……! やっぱり!

RYO-Z おお……!

竹原 つい先日、俳優の松重豊さんとお会いしたんです。

RYO-Z 「孤独のグルメ」の。

竹原 そうです。その方が「人に緊張を強いるような、そういう佇まいをもって現場に臨むと良いモノなんてできるわけがない」って断じて仰ったんですよ。おとなしく優しく喋る松重さんが、そこだけはバチッとした様子で言われて。「ああ、大人って優しいってことだし、こういう方のことを言うんだろうな」って、そのとき思ったんですよ。

RYO-Z 優しくできるってことはもちろん余裕を持ってるということですし、子どもとは違うのはそこだなと。“優しくできる人”。奇しくもRHYMESTERのMummy-Dも全く同じ答えで。

竹原 (笑)。

RYO-Z 優しい大人が一番カッコイイと。素晴らしいお言葉を頂戴しました!

<番組概要>
番組名:「RIP SLYME SHOCK THE RADIO」
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国9局ネット
放送日時:TOKYO FMは毎週金曜18:00〜18:25(JFN各局の放送時間は番組Webサイトでご確認ください)
パーソナリティ:RIP SLYME
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/shock/


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聴取期限 2017年4月15日 AM 4:59 まで

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