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 元SMAPの香取慎吾(40)と年上女性との20年愛を、4月6日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が報じ、再び衝撃が走っている。女性は香取慎吾よりも2歳年上で、20年前の97年に発売された写真週刊誌『フライデー』(講談社)にてその存在が明らかにされていた。しかし、それ以降二人がほとんど一緒に外出することもなく、マスコミ関係者さえもその姿を確認することが出来なかったため、情報そのものが途切れていた。

 記事では、素性は不明であるが中学生くらいの”謎の少年”を連れて遊園地を楽しむ香取の様子も綴られている。香取とわかった一般客から「香取さんのお子さんですか?」と聞かれると、香取は唇に人差し指を当てて“シー”のジェスチャーをとったというのだ。

 元SMAPの熱愛報道と言えば、先日、中居正広(44)も振付師の武田舞香(32)との交際が報じられたばかり。この二人も6年越しの交際と言われており、結婚も視野に入れているのではと報じられている。このような相次ぐ元メンバーの熱愛報道について、関係者はあることを意味していると語る。

「通常ならばジャニーズ事務所はこうした報道が出ると、すぐさま報道規制をかけます。しかし今回はこうしたこともなかったため、彼らに対するガードが緩くなったようにも思える。これは今後、ずっとウワサされている“独立説”が確実であることを示唆しているようにも感じます。そのため、熱愛や結婚に対する縛りをジャニーズが甘くするという”黒い事情”が見え隠れしています」(芸能記者)

■後輩たちやジャニーズへの置き土産?

 一方で、別の見方もあるようだ。

「こうした恋愛報道を堂々と流すことで、『当たり前のように恋愛もするアイドル』という像を新たに確立しようとしているという話もあります。最近若手ジャニーズタレントのスキャンダルや熱愛報道が続いていますが、“熱愛ネタ”だけでも今後フランクな話題として扱いやすくしようとしているのかもしれません」(前出・芸能記者)

 確かに恋愛から結婚がスムーズに発展すれば、後輩タレントたちも今後続きやすくなるだろう。またこの「アイドルだって恋愛をする!」という主張は、元SMAPのメンバーが示すからこそ意味があるとも言える。

「SMAPは、バラエティでの独自のスタンスの確立や、メンバー全員が芝居もできるアイドルとして、新たなアイドル像を常に構築してきました。“恋愛をするアイドル”という姿を彼らが提示することも、その延長線上にあるのかもしれません。そのためメンバーで最初に結婚に踏み切った木村拓哉(44)に関しても、これまで家族ネタは封印状態でしたが、徐々に解禁する可能性もあるかもしれませんね」(前同)

 後輩ジャニーズタレントたちに対し、活躍や可能性の場を新たに広めてきた彼らだが、最後まで新たなアイドル像を提示し、大きな置き土産を残すことになりそうだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。