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 20年来の交際相手との同棲、そして“謎の少年”の存在が明るみになった元SMAPの香取慎吾(40)。長きにわたっての徹底した秘密主義ぶりには関係者も驚きを隠せない。

「香取には2005年ごろに息子が誕生したという情報が出回りましたが、真相は掴ませませんでした。少年が香取の子供だとするならば、人気タレントとしてマスコミや世間の注目を集めながら、その存在を約12年間も隠し通せたことは奇跡。今になって遊園地や人気観光地に顔を出して少年を連れ出すようになったのは、心の変化に他なりませんが、現状では香取の子ではないと観測する者が芸能界では多い」(芸能誌記者)

 とはいえ、香取がプライバシーの秘匿に異常な執念をみせるのは有名だ。昨年1月のテレビトーク番組では、芸能界での友人が少ないことを認め、

「あえてかもしれない。電話番号の交換を避けてきた」

 と告白。食事を誘ってきた番組関係者から電話番号を尋ねられても、

「無理ですね」

 と袖にしたエピソードを明らかにした。一方で、手紙を書くことには抵抗がなく、共演者らに対してプレゼントとともに直筆メッセージを送るエピソードを披露した。香取は私生活を犠牲にして、”謎の少年”の存在を守り通してきたことになる。

■心の闇を映し出す芸術家に転向か?

 2015年の『SMAP×SMAP』、16年の「おじゃMAP!!」(共にフジテレビ系)で、香取は結婚宣言するも肩すかし。今回の『週刊文春』(文藝春秋)の取材に対し、ジャニーズ事務所側も結婚について全否定した。20年も結婚を待たせている女性に向けての発言にしては大人げなさすぎる。2015年の女性誌の取材でも子どもについて言及し、

「子どもに関しては、どうしてもっていうのはなくて」

 とも話している。芸能界を引退し、芸術家の道を目指すとも囁かれる香取。これまでテレビで披露した絵画は、真っ黒なウサギや色彩豊かな抽象画など神秘性をうかがわせるものばかり。芸能生活で身に付いてしまった心の闇を映し出した今後の作品に注目が集まる。

文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。