西内まりや「Save me」より

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 モデルで女優の西内まりや(23)のラジオ番組『西内まりやのMa-Realらじお』(文化放送)が、3月29日の放送で終了した。同番組は2015年4月から放送を開始し、西内まりやの初のレギュラーラジオ番組であった。また、もう一つのレギュラーラジオ番組『for You…』(TOKYO FM)も3月26日に放送が終了、こちらは1年間の放送で幕を閉じることとなった。

 西内と言えば、主演月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)も最終回を迎えたところだ。全話の平均視聴率は、6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、月9ワースト記録を更新した。ドラマスタート時から視聴率の低さばかりがクローズアップされていた同作だが、最後までその評判を塗り替えることはできなかった。こうした自身の出演番組が相次いで終了したことで、今後の西内の活動が不安視されているようだ。

「もともと月9ドラマの抜擢は、西内にとっても寝耳に水の話でした。彼女はオファーが来る前まで、海外留学を計画していたということを、ドラマの制作発表でも告白しています。留学先で恋仲が噂されていたモデルの呂敏(26)との逢瀬が行われるのではとも囁かれていましたが、このタイミングでこうした計画を実行に移す可能性もあるかもしれません」(芸能記者)

 このままでは女優廃業にもなりかねないような状況であるが、西内にとっては今後の自身のキャリアを見直す時期に突入しているのかもしれない。しかし、西内を取り巻く状況を考えると、廃業どころではないという意見も浮上している。

■まだまだ「ゴリ押し」は続くとの声も

 業界の動向に詳しい芸能関係者が語る。

「西内の事務所には観月ありさ(40)をはじめ、国仲涼子(37)や平愛梨(32)、比嘉愛未(30)といったタレントが所属しています。しかし、国仲と平は結婚により露出が減少することが確実。比嘉は夏から『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』(フジテレビ系)に出演しますが、年齢的にも売り出し方が西内とは異なります。それと同時に事務所内には、西内に続く後輩タレントの育成ができていないのが実状。そのため事実上、彼女に頼らざる得ない状況なのは明らかです」

 ファッションモデルとしての実績があり、専属モデル時代は同年代の女性から圧倒的な支持を誇っていた西内。しかし、女優や歌手活動においては、なかなか実績に結び付けることができない状態が続いている。モデルからの底上げに苦戦していることから、露出の度に「ゴリ押し」と批判されることもあるが、こうした状況はさらに続くという声もある。

「大先輩にあたる観月ありさの動向次第になるでしょう。観月は春からのドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(フジテレビ系)の出演が決まっているものの、かねてから子どもが欲しいと語っているように、近々に仕事をセーブしていくことになる。そのため、26年連続30回目の連ドラ出演となる本作の出演を機に、妊活に専念すると言われています。そうなるとますます看板女優は不在となり、空いたドラマ枠に西内が推されていく可能性が高い」(前出・芸能記者)

 西内自身も、憧れの先輩の名前として観月の名前をあげている。“ポスト・観月ありさ”の重責を西内が背負えるか否か、試される時が来るのかもしれない。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する