『女囚セブン』公式サイトより

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 ゴリ押しは深夜ドラマでもダメ!? モデルで女優の剛力彩芽(24)が、4月から深夜ドラマ『女囚セブン』(テレビ朝日系)で主演を飾る。しかし頻繁に深夜ドラマに出演する剛力彩芽に対し、プロモーション映像を見た視聴者から早くもウンザリした声が出ている。

■深夜ドラマでもダメ?剛力主演に視聴者ウンザリ

 今春から剛力が主演をつとめる『女囚セブン』は、女子刑務所を舞台とした群像コメディドラマ。刑務所という密室の中で壮絶なマウント合戦が繰り広げられる。

 剛力が演じるのは、主人公の囚人・神渡琴音(かみわたり・ことね)。「女囚たちからの壮絶なイジメをはんなりかわし、シレッと仕返しする“腹黒ミステリアス”なキャラクター、語学にも長け、超地獄耳、更に怪力──そんな琴音という女性」だという。剛力の他に山口紗弥加(37)、トリンドル玲奈(25)、平岩紙(37)、橋本マナミ(32)、木野花(69)、安達祐実(35)が登場する。話題沸騰中のドラマ『奪い愛、冬』(テレビ朝日系)の枠で4月から放送される予定だ。

 さっそく2月24日の『奪い愛、冬』放送時に、同作のプロモーション映像が流れるも賛否両論。「面白そう」と期待する声もあるが、一部視聴者は「剛力彩芽かよ!テンションだだ下がり」「剛力主役で脇に安達祐実??なんだそりゃ」とウンザリした様子だ。

「露骨な剛力押し。実力派の安達が主役のほうが面白くハマりそうですがね。しかしながら、剛力は深夜ドラマでこれだけ非難を受けるわけですから、ゴールデンの主役なんて当分厳しそうです」(芸能関係者)

 剛力は現在、“理想のレンタル彼女”という役柄でドラマ『レンタルの恋』(TBS系)に出演。こちらは平均視聴率1%台を何度もマークして爆死中。

 また剛力は近頃、深夜ドラマで主演を飾ることが実に多く、2016年4月期は『ドクターカー』(日本テレビ系)、2016年7月期は『グ・ラ・メ!〜総理の料理番〜』(テレビ朝日系)に出演。どれも鳴かず飛ばずで「局側からすればババ抜きをやらされているようなもの」(前出・芸能関係者)なんて揶揄も飛んでいる。

 それでも剛力は武井咲(23)や忽那汐里(24)、藤田ニコル(19)、河北麻友子(25)らとともに事務所のオスカープロモーションを引っ張る存在と位置づけられている。昨年12月に行われた同事務所の晴れ着撮影会では中央に陣取り、主役感を出していたが……。

「たしかに生で見ると可愛くてイイ子なんだけど、なぜかテレビ映えせず、華がない。ドラマもバラエティも中途半端で、キャラクターがイマイチ確立されていない。事務所も売り出し方に相当迷っているのでは。ヒット作に恵まれず出演作ばっかり増えれば“ゴリ押し女優”の地位ばっかり確立してしまう。悪循環ですね」(前同)

 深夜ドラマの出演作ばかり増える剛力。「代表作はワンダーコアとランチパックだけ」という状況はまだまだ続きそうだ。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。