脳の理想体重を下げる?「シャングリラ・ダイエット」のはじめ方

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 数年前にアメリカで話題になり、日本でも注目された「シャングリラ・ダイエット」。心理学者が発案したダイエット法です。

 しかし、ダイエット法といっても食事制限をしたり、トレーニングをするようなことはありません。なぜならば、心理学者が考案したこともあり、脳の「食欲コントロール」がカギを握っているからです。

 このシャングリラ・ダイエットのやり方は、食事の前後にオリーブオイルか砂糖水を飲むだけ。行うのは食事の1時間前と、食事の1時間後と決まっています。オリーブオイルと砂糖水の共通点は、無味無臭で脳が満足感を感じることができるということ。満足すれば食欲が抑えられるため、実際の食事中は食べ過ぎない結果になり、ダイエットにつながるのだそう。

 ただし、糖尿病や予備軍の場合は、砂糖水はNGだそうなので、オリーブオイルにしましょう。

 このダイエットのポイントは、味を脳に認識させずにカロリーをとるという点。まるで点滴を打つかのようにオリーブオイルや砂糖水を摂取して、脳に食事回数が増えたと錯覚させます。

 ダイエットで食事制限を始めると、脳は脳にとっての理想的な体重に向けて、「食べないと危険!」という信号を出します。すると食欲がムクムクと湧いてきてしまい、無我夢中で食べてしまうのです。

 そこで有効になるのがこのシャングリラ・ダイエット。自分の本当の理想的な体重はもっと低いはずなのに、思わず食べてしまった‥‥という失敗を避けることができるというワケです。

 ただし、オリーブオイルを飲んだり砂糖水を飲んだりするのは、ちょっと抵抗があるものです。特に砂糖水は糖質オフブームの昨今「避けるべき飲み物」の代表的存在でもあります。

 軽い気持ちで始めるのは避けたほうがよさそうなダイエット法、よ〜く調べてからお試しあれ。