プロが指南!ゴツ見え男顔から「女性らしさを引き出す」魅惑テク
高い鼻筋、大きな二重、りりしい眉、オードリー・ヘップバーンのようなシャープなフェイスライン。それぞれは魅力的なパーツでも、ひとつにまとまると力強く映ってしまう“男顔”。アイメイクをすればケバく見えてしまうし、かといって何もしないとズボラに見られてしまう……。こんな悩みを持つ“男顔”の人も意外と多いのでは?
今回は、年間1,000人もの女性を美しく変身させているプロヘアーメイクアーティストの筆者が、男顔から女性らしい柔らかさを引き出すメイクについて紹介します。ポイントは“間”と“丸み”です。
■男顔の特徴
前述にもあるように男顔の特徴は、しっかりと通った高い鼻筋、二重幅の厚い大きな目元、自毛の太い1本眉、エラの張ったフェイスラインが挙げられます。これらの特徴は、“力強さ”と“シャープなライン”です。
もともと整った顔立ちであるがゆえに、メイクをしていないと逆に男っぽさが全面に出てしまい女性らしさが遠のいてしまうのです。
■両眉頭を離して描き、眉間を広げる
鼻筋が通りすぎるとパーツ全体が中心に寄って見えて強い印象になりがち。
理想の眉の形は、眉頭は小鼻の脇から目頭の間あたりから描き始めるものですが、男顔の人は目頭から少し外あたりから描き始めるのがポイント。眉間が広がって見えて、おおらかな印象になります。
■眉は眉山をきっちりと描く
自毛をいかした眉はとても魅力的ですが、太いままだと男っぽさが抜けません。少し細めにアウトラインを取り、余計な幅をカットしましょう。そうすることで、“細さ=繊細さ”を印象付けることができます。
また、眉をカットする際にきっちりと眉山をつくること。なだらかな“への字“を作ることで、より女性らしく見えます。
■アイメイクは目尻側にグラデーションを作り外側に広げる
印象的な強い目元も、まぶた全体にアイメイクしてしまうとケバく見られがち。かといって何もしないと野暮ったくみえてしまいます。
ポイントは、目尻側のアイホールにシャドーグラデーションを作ってアイメイクすること。目を外に広げて“間”を作ることができ、かつアイメイクを施した目元が女性らしい印象になります。
この時、しっかりと扇状に広がるようにマスカラをたっぷりと塗ることもお忘れなく!
■チークは正面に明るいカラーで丸く入れる
エラを削りたいから濃いチークでフェイスラインに影を入れて……をやってしまうと、シャープなラインの強い印象を消すことはできません。
正解は、正面のチークボーンの上に丸く入れてあげること。そうすることで、頬の丸みを出しつつもスッキリとしたフェイスラインを残すことができます。
いかがでしたか? 男顔の強い印象に、いい意味での抜け感を足すことでとびっきり魅力的なお顔に変わることができます。ぜひ明日からのメイクに参考にしてみてください。
【筆者略歴】
※ 古賀真知子 ・・・ メイクアップイマジンbyオフィスノムラ主宰。撮影関係のヘアメイクをこなす傍ら、美容家として一般女性に美しくなるための様々なビューティプログラムレッスンを行っている。モットーは「女性は内・外側から美しく」。
【画像】
※ Seprimor / shutterstock