卓球とバドミントンのユニフォーム、どっちが好きですか?(画像はイメージです)

写真拡大

リオ五輪において、個人、ダブルス、団体、それぞれに史上最高の活躍ぶりだった卓球とバドミントン。

ところで、女子卓球と女子バドミントンの試合を見るとき、どうも気になってしまうことがある。

それは、短パンタイプとスカートタイプがあるユニフォームで、どうやって選んでいるかということ。

五輪選手のユニフォームの選び方


例えば、バドミントンの場合はオレンジ、ブルーと高橋&松友ペアの決勝時などのホワイト、卓球の場合は、ブルー×紺系と赤×黒系があったが、卓球女子・福原愛選手のようにいつもスカートの印象がある選手と、バドミントン女子シングル・山口茜選手のようにいつも短パンイメージの選手とがいた。

五輪代表女子選手は、あらかじめ数種のユニフォームが用意されているなかで、その日の気分で選ぶのだろうか。
卓球王国』編集部の佐藤祐さんに聞いた。

「短パンとスコートの違いについてですが、これは完全に好みです。福原愛選手、伊藤美誠選手はスコート派、石川佳純選手は短パン派など、完全に好みで分かれていますね」

代表ウェアには両方が用意されており、自分で選ぶそうだが、
「中学や高校のチーム戦では全員統一が多く、ひとりだけスコートを履くという選手はいませんね。全員一括で購入するので、ひとりだけワガママは言えないでしょう」
とのこと。

ダブルスで髪形が同じなのはなぜ?


ところで、女子卓球とバドミントンの試合で、ビジュアル的にもう一つ気になったこと。
それは、ダブルスにおいて、二人の選手がおだんごヘアやポニーテールなど、同じ髪型をしていたことだ。
これってなぜ? 連帯感のため? あるいは、相手を錯乱させるため? 
「これもたまたまの偶然です。たまたま福原/伊藤のダブルスが背格好、ピンの止め方、戦型、打法などが似ているので、そのように見えます。しかし、そもそもずっと組んでいる伊藤/平野美宇のダブルスでは、髪型もバラバラでした。もともと伊藤選手は試合の時はお団子でしたし、福原選手も五輪が決まる前からお団子だったので、今回は偶然だと思います」(『卓球王国』佐藤祐さん)

また、相手を錯乱させるためかどうかについては、次のように言う。
「福原/伊藤のどちらも世界ランキングトップ10内の超有名選手なので、相手も錯乱することはないでしょう。全く知らない未知の選手がやってきたら混乱しますが」

余談だが、信息時報によると、中国女子卓球選手は、8月13日の試合ではスカート姿でプレーしたが、これは孔令輝監督の提案によるものだったそう。

そして、個人&団体金メダリストの丁寧選手は、風が強くてプレッシャーだったと話したと報じられていた。
確かに、長身イケメンタイプの丁寧選手のスカート姿は、ちょっと新鮮に見える。

さらに余談だが、同じ女子卓球日本代表のユニフォームでも、まだあどけなさの残る伊藤選手のユニフォームの着方と、細身の体がブカッとしたユニフォームの中で泳ぐ石川選手の着方(強打でときどき腹チラする)と、福原愛選手のウエスト部分をしぼる「留め具」っぽいものがついているレディーな着方と、それぞれに個性が見られたのは、ひとつの楽しみだった。

女子選手のユニフォーム姿って、それぞれに美しく、良いもんです。
(田幸和歌子)