画像は本文とは関係ありません

写真拡大

自然あふれる田舎町にサルやクマが降りてきて、畑を荒らしたり、人に危害を加えたりしたというニュースは最近よく聞くが、今度は兵庫県神戸市にとんでもない野生動物が降りてきたと、Twitterで話題になっている。

新神戸駅に巨大イノシシ出現!


8月23日の夜中、あるTwitterユーザーが「し、新神戸駅の近くにでっかいイノシシいるんですけども…」というツイートと共に、道路を悠々と歩いている巨大イノシシの画像を投稿した。画像から推測するにイノシシは大人と見られ、体長は1メートルほどはありそうだ。



周りにはビルやマンション、入り組んだ交差点などがある。夜中であったためか幸い人通りは少ないようだが、もし明るい時間帯であったならば人が多く通行していそうな道。興奮したイノシシが人に危害を加える可能性も十分に考えられる。

「よくあること」住人はイノシシを華麗にスルー


このイノシシツイートはかなり拡散されたのだが、ツイート主に神戸在住者から「このあたりでは日常風景です。ただ毎年怪我人が出ているので、刺激せず見守ってあげてください」「山が近いんで普通にいますよ 僕が通ってる大学とかにも普通に現れます」「新神戸駅付近だと、イノシシが我が物顔で闊歩していることは珍しくないですね。少なくとも、イノシシに餌を与えないでください。ってポスターが貼られるくらいには」といったリプライが飛んできた。なんと、イノシシが街にいる風景は神戸では珍しくないらしい。

実は神戸市には“イノシシ条例”もあるほど、イノシシが出没することが当たり前。エサをあげることや、エサとなるゴミを放置することを禁じている。

しかし、出没することは当たり前と言っても、被害は少なくない。買い物袋を持って歩いている人が突然襲われて袋を奪われるという事故が発生。散歩中の犬がイノシシに突き殺されたという悲惨な事件まで起こったことがある。イノシシとの共存は想像以上にタフなようだ。

画像出典:Adrian Korte / Wild Boar / Wildschein (from Flickr, CC BY 2.0)