山手線は路線図と違って丸くない!現実の形状はむしろ縦長だよ?

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山手線と言えば、あのま〜るく表示された路線図をみんなが思い浮かべるだろう。しかし、その路線図で各駅間の距離をイメージするのは大間違いらしい。Twitter上で、山手線のイメージ図と現実との違いが話題となっている。

同じ対角線上の駅でも大きな差が!


山手線は全29駅、路線距離が34.5キロの路線。よく見る円状に表示された路線図では、29の駅がそれぞれ等間隔に配置されている。そしてそれを見ると、「新宿駅と秋葉原駅」「池袋駅と品川駅」などがほぼ対角線上にあることがわかる。




円状の路線図だけを見ると双方の距離が同じように見えるが、Google Mapによると「新宿駅と秋葉原駅」の距離は約7.6kmで徒歩1時間31分。「池袋駅と品川駅」の距離は約13kmで徒歩2時間37分(!)と大きな違いがあるのだ。

山手線の現実


実は山手線を正確に表すと縦長で、ニンジンみたいな形になる。このことから、円状では同じ対角線上にある駅でも「新宿駅と秋葉原駅」の距離は短い一方、「池袋駅と品川駅」の間は非常に長いのだ。また、間に2駅しかない「渋谷駅と新宿駅」間と、5駅もある「渋谷駅と田町駅」間の距離がほぼ同じだったりもする。

これには「この間、池袋の家から、健康とダイエットの為に品川目指してウォーキングした。歩いても歩いても到着しなかったのはこのせいだったのか…」「新宿〜秋葉原間の移動に中央線使うのがいかに大事かわかりますね… 初めて来た時、山手線で行って時間かかりすぎた」なんて声が。(新宿〜秋葉原間は中央線を使えば約12分で移動可能、山手線のみを使うと28分ほどかかる)

東京の主要駅をかなりおさえてくれている山手線だが、この形状を知っていないと思わぬ回り道をして時間を費やしたり、無駄に他の路線に乗り換えてしまったりなんてことが起きてしまう。東京でスムーズな乗り換えをするためには、路線図を覚えるだけでなく、その本来の形状まで覚えておいたほうがいいかも。