世間はお盆休み真っ只中ですが、まとまった休みはない……という方もいるでしょう。そんな人のために、出勤途中に夏休み気分を味わえる「早朝スイカ割り」が開催されました。



朝なら涼しい! 快適な出勤




今日は月曜日。一番会社に行きたくない日ですが、今日はちょっとワクワク。集合時間は6:30(!)なので早朝に家を出ます。夏とはいえまだ外は薄暗く、普段なら寝ている時間なので、かなり眠い……。



でも気温は26度と涼しいですし、電車も比較的空いているのでかなり快適! 汗だくで満員電車に乗るのは、本当に苦痛ですよね。それがないだけでも気分がすがすがしいです。

朝早く歩いていると、眠い目をこすりながら参加していたラジオ体操を思い出します。会場は「大森ふるさとの浜辺公園」。周りは住宅街で、本当にこんなところにビーチが? と思いましたが、突如砂浜が出現! 夏休み気分が高まります。



受け付けにはスイカの飾り、参加者に配られるバンダナも赤と黄色のスイカ柄。もちろん、主役となるスイカも既にスタンバイ。なぜかスイカ柄やモンスターボール柄のビーチボールもありました。これらは後ほど登場します。






参加者もどんどん集まってきました。この日のチケットは売り切れになるほどの人気。皆さん、夏休みを体験したいんですね。ビーチにスーツ姿のサラリーマンがいるのはちょっと不思議な感じ。会社の上司と部下グループや、一人で参加した人も多かったようです。中にはスイカ割りが初めてという人も。



イベントを行うのは「日本エクストリーム出社協会」。『ユニークな会社への行き方を実験する』というコンセプトのもと、早朝から温泉や遊園地に行ったり、早朝コスメバイキン グを行ったり、朝の通勤時間に参加できるイベントを数多く手掛けています。

エクストリーム朝礼では、代表の天谷さんから「『エクストリーム出社』はいわばスポーツ。どうせなら憂鬱な出勤を楽しんでしまいましょう」というあいさつがありました。



朝っぱらからエクストリームなスイカ割り


今回のスイカ割りは、ただスイカを割るだけではありません。2チームに分かれ、それぞれ相手チームを「妨害」します。目隠しをした状態で敵チームが仕掛けた数々のトラップを潜り抜け、スイカを割らなくてはいけない、まさに『エクストリーム』な競技。



アヒルやワニの巨大浮輪、ダミーのスイカ、モンスター(ビーチ)ボール、水風船、動く犬のおもちゃなどなど、さまざまな罠が行く手を阻みます。




受付でもらったスイカバンダナの色(赤・黄)でチームに分かれ、競技開始!



目隠しをしてぐるぐる回されます。さらに15秒の制限時間内に障害物をセット。



ビーチボールを持たせたり、足元に水風船を置いたり、犬のおもちゃを肩に載せるなど、なんともひどい妨害です!(笑) 妨害される人は意外にも、されるがまま受け入れてしまうのが面白いですね。




味方チームが声でプレイヤーをスイカまで誘導。「エクストリーム!!」という掛け声と共に棒を振り下ろします。



むなしく砂を叩いても、見事スイカをパッカーンと割っても、どちらでも大盛り上がり。






出勤前の人たちとは思えないくらい、皆さん楽しそうです。




いつもなら寝ている時間に、ビーチでスイカを味わう


割れたスイカはスタッフの方が切り分けてくれました。





カップ、フォーク、手拭き用除菌シート、スイカジュース用ストローまで用意されているので、出勤前でも服や手を汚さずに済みます。もちろん、そのまま豪快にかぶりつくのもアリ。







皆さんスイカを味わいながら「まだ8時だよ!」 「いつもならまだ寝てるよねー。得した気分」などと話していました。さきほどスイカ割りではしゃいでテンションが上がったためか、起きたときの眠さがウソのようにすがすがしい気分です。




遅刻厳禁! 元気に「行ってきます!」


エクストリーム出社協会のモットーは、「定時出社」。しっかり楽しんだら、遅刻しないようにて会社に向かいます。そのため、解散時間は厳密には決まっておらず、それぞれ自分の定時に間に合うように会場を出発します。



会社に向かう人をみんなで「いってらっしゃーい!」と見送るのも、エクストリーム出社の名物。こんなに大勢の人に見送られて出勤するなんて、なかなかないですよね。とても元気をもらえます。



平日朝の通勤途中を夏休みにかえてしまうイベントで、大人たちが夏休み気分を満喫しました。



エクストリーム出社協会では、9月以降も毎月イベントを開催予定とのこと。遊びに行く時間が取れない人も、いつもの日常の中で楽しみを見つけてみては? 数時間早起きするだけで、全く違う一日が過ごせますよ。