カルビー参戦で「筒型ポテチ」戦国時代の幕開けか チップスター、プリングルズはどうなる!

写真拡大

ヤマザキナビスコのチップスター、そしてケロッグのプリングルズの2ブランドが主戦場とする筒型ポテチ界に、ポテチ業界最大のシェアを持つ、王者・カルビーが乗り込んできた。

カルビー参戦の経緯とは?






カルビーは、「成型ポテトチップス市場は近年大きな成長が見られず、横ばいで推移しておりましたが、本商品が本格参戦することで、市場全体の活性化につながると考え」と、成型ポテチ市場に一石を投じる気満々のリリースを発表している。ちなみに「成型ポテチ」とは「筒型ポテチ」の業界での呼び名らしい。

しかし絶対王者・カルビーといえども、慣れない成型ポテチというフィールドには苦戦したようで、昨年8月に予定されていた筒型ポテチ「ポテトチップスクリスプ」の販売を「品質にバラつきがある」として今年8月まで延期するという事態に。そして1年後の今年8月1日、まずは芋の本場を押さえようという算段だろうか、満を持して北海道エリアでの先行発売が開始された。8月22日から東北・信越エリア、10月10日から関東エリアでの発売を予定しており、味はうすしお味とコンソメパンチという安定の布陣だ。

この知らせにポテチファンは狂喜乱舞!


1年もお預けをくらったポテチファンたちはこのニュースに喜びを抑えきれないようで「また1つ、悪魔の食べ物が錬成られてしまったのか」「マジか、出たら買わなきゃ」と自分の地域での発売を首を長くして待っている様子。

さらに、嵐・相葉雅紀をCMに起用するというカルビーの容赦ない攻勢に、「カルビーがあらゆる分野を駆逐していく」「生き残れるのかナビスコ…」と他メーカーを心配する声もちらほら。もちろん相葉ファンは「相葉君に貢献するチャンスですね。早く買いたいです」「カルビーの相葉くんかわいいよぉー」と喜びの声をあげており、カルビーも嵐もさすがの横綱相撲っぷりを見せつけている。

販売状況に応じて販売エリアを拡大していき、2020年までに100億円の売り上げを見込んでいるというカルビー。今のところは順調な滑り出しのようだが、今後のライバルたちの動きにも注目してみたい。とにもかくにもポテチファンにとっては嬉しいこのニュース。せっかくのこの機会に各メーカーのポテチを食べ比べ、このポテチ戦国時代の行方を占ってみては?