海外旅行の醍醐味の1つは本場の味を体験できることである。日本人が中国を訪れたらぜひ本場の小籠包や水餃子を味わってもらいたいところだ。自分の口に合っても合わなくても、日本との違いを知るという点で貴重な体験となることだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 海外旅行の醍醐味の1つは本場の味を体験できることである。日本人が中国を訪れたらぜひ本場の小籠包や水餃子を味わってもらいたいところだ。自分の口に合っても合わなくても、日本との違いを知るという点で貴重な体験となることだろう。

 一方、中国人観光客には、日本で本場の日本料理を食べてもらいたいところだが、中国メディアの今日頭条は、日本で1時間以上も列に並んでようやく食べられる日本食レストランを多くの写真とともに紹介している。

 記事は、中国国内でも食べることのできる豚カツ、天ぷら、鰻重、寿司などの日本を代表する本場の味を紹介している。外国での食事に苦戦するエピソードなどを交えながら、日本で行列の出来る人気店を中国人に向けて紹介している。

 例えば記事で紹介している寿司屋では、おおむね美味しかったが、中国語や英語のメニューがなかった事や、大きなアナゴが食べづらかった事、幾つかのネタは口に合わなかったと主張。中国で営業する店舗は中国人の好みを考えた味付けや盛り付けをするので、日本の味付けが合わなかったのかもしれない。

 他にも、親子丼や天丼などを紹介しているが、全体的にダシの味が強く、甘みを強く感じたようだ。中国の一部地域では甘めの味付けを好むが、全体的にはダシを効かさず塩気や辛みの強い料理が多いように感じる。ほとんどの日本人は中国で食事をすると大抵ダシの薄さに驚くことだろう。海外からの旅行者には是非とも本場の味を体験してもらいたいものだ。自分の口に合っても合わなくても、それが異文化交流だからだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)