ヒロイン役の藤原さくらに囁かれる悪評

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 4月11日に放送されたドラマ「ラヴソング」(フジテレビ)にヒロイン役で出演中の歌手・藤原さくら(20)が悪評を受けている。また、恋人を演じる福山雅治(47)と同じ事務所であるため、バーター出演説の信ぴょう性が高まっている。

■めざましテレビ出演でドラマ不安拡大か

 いよいよ始まった「ラヴソング」。放送当日の朝には、ドラマのPRをかねて朝のニュース番組「めざましテレビ」(フジテレビ系)へ福山と一緒に生出演した。 

 藤原は「緊張して眠れなかった」と挨拶し、低い声を露呈。スタジオでは福山とYUIの『CHE.R.RY』をセッションした。藤原はウワサの歌声を披露したものの、YUI本人よりややキーの低いガラガラ声。福山は「歌声が個性的」と評価していたが、一部では「歌が下手でビックリ」という反応が出た。

 そんな中、「塾があるから毎週『いつ恋』を録画予約していた中学生の娘が、今日予約を解除していった」などと録画拒否の声すら漏れ聞こえ、ドラマ放送前から不穏な気配が流れていた。

 30分拡大版で放送された第1話は、福山演じる神代公平と藤原演じる佐野さくらが出会い、歌を通じて初めて心通わせる。藤原がドラマで演じるのは、他人との会話が苦手な大型自動車の整備士補助。今までは「他人とのコミュニケーションが苦手」と紹介されていたが、ドラマ中で吃音症の女性役であることが明らかにされている。

 放送後に発表された視聴率は、歴代最低2位の10.6%。前回の「いつ恋」の11.6%を下回る結果に。視聴者の間では「途中で見るのをやめた」とギブアップ宣言も飛び出すなど散々な状況となった。

 そんな不調の中心にいるのが藤原だ。巷では藤原について、特徴的な唇をもつことから「石原さとみの劣化版」などと揶揄のオンパレード。放送前には福山との歳の差を指摘する報道などもあったが、それ以上の低評価を受けている様子。

「ほとんど知られていなかった吃音の設定に、ついていけない視聴者もいたのではないでしょうか。フジは随分と藤原を売り出していましたが、フタを開ければミュージシャンとしても普通。おまけに福山と同じ事務所ですから、バーター説が高まりましたね」(報道関係者)

 同じ新人女性アーティストなら、大原櫻子を起用する手もあっただろうが……。初回から不調のスタートとなった「ラヴソング」。次回以降、盛り返すことができるのか、注目が集まる。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。