藤原紀香が芸能界の大物と衝突?(Photo by ai3310X)

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阿蘭澄史の「芸能人は因果な商売である」

 3月30日に再婚を発表した女優・藤原紀香(44)。翌31日にはお相手の歌舞伎俳優・片岡愛之助(44)と揃って会見を開き、終始幸せそうな笑みを振りまいた。しかし、この会見について藤原紀香と宮根誠司が対立する事態が勃発している。

 口火を切ったのは、4月4日放送の情報番組『Mr.サンデー』(フジテレビ系)だった。「藤原紀香の“顔”分析で見えた不安」という企画を放送し、表情から心理を読み解くコーナーを特集した。これがよほど気に障ったのか、藤原は即座にブログで「人としてこれは、涙が出ました」と反論。芸能関係者は、この状況を「異常事態」と分析する一大事となっているのだ。

■”大物”のゴリ押しでブレイクを果たしたが…

『Mr.サンデー』では、表情分析官が結婚会見時の藤原を分析する企画を放送。片岡が交際中の2人について振り返る間、藤原の“まばたき”が増えたことを指摘し、「付き合い始める頃に何か不安な出来事があったのかも」と解説した。

 これに対し、藤原がブログで反論したのは以下の通りだ。

「ミヤネさんの番組だし好きで良く見ていたミスターサンデーさんで、表情分析官という方が呼ばれていて、会見の時、瞬きが多かったので紀香さんの言葉は演技です、科学的に分析しました!などと言われていて、人としてこれは、涙が出ました」

 藤原は最後に「まあ、この世界はいろんなことがありますよね。皆様もお仕事なんですよね」と、宮根サイドに一定の理解を示すような書き方もしていた。が、この状況には不穏な背景が見え隠れしている。

「藤原が宮根の名を出して番組内容に反論するなんて、一大事です。両者の共通点といえば、“芸能界のドン”と呼ばれる大物の寵愛を受けていることで、ふたりとも所属する事務所も“ドン”の直系。いわば同胞の関係です。かつて、“ドン”のゴリ押しでブレイクを果たした藤原ですが、彼は片岡との結婚には反対していたとされる。そのため、宮根を使って批判的な放送をさせたのではないかと見られているんです」(芸能プロ関係者)

 藤原がわざわざ反論したところを見ても、“ドン”との関係性が崩れてしまっていることが感じられる。

「かつてドンがゴルフコンペを開催する際は必ず顔を出し、藤原は寄り添って回っていた。そう考えるとだいぶすきま風が吹いてますね」(前出・関係者)

 いまだに藤原と“ドン”の蜜月関係が続いていたとすれば、今回のような批判と反論は起こり得なかったはず。仮に2度目の離婚といった事態が起こってしまえば──それこそ芸能界に藤原の居場所はなくなってしまいそうだ。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。