篠原ともえを誤撮…フライデー張り込み部隊がまさかの大失態

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 弘法も筆の誤り、か。これまで数々のスクープを世に送り出してきた写真週刊誌「フライデー」(講談社)がやらかしてしまった。3月25日発売号の同誌の名物企画「ハリコミ日記」で、篠原ともえ(37)として掲載した写真がまったくの別人だったのだ。

 なぜ発覚したのかといえば、当の篠原本人が自身のインスタグラムで問題の記事をアップ。

「『今日発売のフライデーに、篠原さんのっちゃってます!!』とマネージャーさんから連絡...どんな記事かとお写真みたら、さらにびっくり!!!お写真しのはらじゃないです!前髪パッツンの別人さんが載っちゃってますー☆!」(原文ママ)

 と報告したのだから、さらにバツが悪い。

 この“誤爆”騒動は他媒体の格好の餌食となった。スポーツ紙はもちろんのこと、3月30日にはNHKまでもが事態を報じるとともに、「掲載前の確認が十分だったかどうかについては編集部では『コメントできない』としています」とSッ気満載のリポートをしてみせた。そんなフライデーを、さらなる不運が襲うのだ。

■翌号でお詫び記事を掲載予定

 週刊誌には年に数回、2週分を1週に凝縮して発行される合併号が存在するが、どういうめぐりあわせか3月25日号がその合併号だった。つまり、誌面でお詫びしようにも次号が発売されるのは2週間後。その間、店頭で篠原ともえのそっくりさんの写真を載せた同誌は流通し続けることになるのだ。

「フライデーのハリコミ日記は、記者やカメラマンが街を流して芸能人を見つけ、その一部始終をページにするという内容です。彼らは芸能人の車のナンバーや特徴をリストアップしていて、発見すると張り込みに移るというスタイルをとっている。車と芸能人がリンクしているわけですから、通常であれば人を見誤ることはないはずなのですが」

 では、なぜ今回のような事態が起きたのか。記者は「あくまで推測ですが」と断ったうえでこう話す。

「問題の写真はスーパーで、マスクをつけ前髪パッツンの女性が買い物をしているもので、たしかに篠原さんに似ています。スーパーで篠原さん本人の目撃情報が絶えないといった情報があったのかもしれません。張り込み取材はその場に居合わせた現場の人間にしか真偽の判断ができないため、責任は重大です。同じ仕事に携わる身として、同情を禁じえません」

 4月8日発売号でお詫びを掲載する予定だというフライデー。失敗を吹き飛ばすほどのスクープに期待したい。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。