肉で乾杯、特大マンガ肉入刀、世界の肉料理・ワイン食べ飲み放題

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「ワンピース」、「モンスターハンター」など、アニメやゲームでよく登場する骨付きの巨大な肉。いわゆる『マンガ肉』と呼ばれるものだ。

 誰もが一度は食べてみたいと思うはず。そんな夢が叶うイベントが、2月9日(肉の日)、新宿西口のバグースで開催された。

■乾杯もグラスではなく肉で! フォトジェニックなマンガ肉に入刀!

 肉セレモニー開始。バグースガールたちが大・小サイズのマンガ肉を運んできた。大サイズのマンガ肉には10kg近い量の肉が使われているそう。会場の有志によるケーキ入刀ならぬ、「お肉入刀」が行われた(ちなみに二人は初対面だそう)。そして小マンガ肉で乾杯!

(いや、“乾肉”か?)

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巨大マンガ肉と、それを取り囲む小マンガ肉

 なんとも豪華すぎる肉の祭典。開催に至った経緯などを、バグースをグループに持つ株式会社ダイヤモンドダイニングの広報部・中田紫野さんにうかがってみた。

──イベント開催の経緯を教えてください。

 アミューズメント色の強いバグースで、あえてイメージとかけ離れたものをやろうと思いました。2月の行事を調べたら、この『肉の日』があったので。「バレンタインより、絶対インパクトのある肉だろう」と。専属シェフもおり、しっかりした料理も出せるので催すに至りました。

──かなりインパクトのあるイベントですがチケットの動きは早かったですか?

 最初にダイヤモンドダイニング「DDマイル会員様」の方々にメルマガを送り、その時点ですでに140人ほどのお申し込みがありました。

 その後リリースを発表し、そこからの流入がまた140人以上! 一時はキャンセル待ちの受付をストップするほどの勢いでした。

 合計300人に近い方にお申込みいただきました。

──料理と飲み物のこだわりを教えてください。

 料理は全部で9種類。マンガ肉もそうですが、出されるメニューはすべて今日のイベント限定のものです。世界各国の肉料理を楽しめます。

 専属シェフが産地にもこだわり、唐揚げは大分県産のものを使用しています。個人的に気になっているのは、「砂肝のコンフィ」ですね。

 ワインについては肉料理に合わせて、世界の美味しいワインを取り揃えました。お客様自身でお好きなマリアージュを楽しんでいただければと思います。

──今回のイベントの目的はどういったところにありますか?

 メインは、ビリヤードやダーツなどのアミューズメントをできる施設であるということを知っていただくことです。参加費を抑え、いろんな方に楽しんでいただくことを目的としました。お料理やワインなどを用意し、パーティスタイルでも楽しんでいただけるのが当店の特徴です。

 からあげの聖地として有名な、大分中津の鶏肉を使った「唐揚げ」はとてもジューシーだった。中田さんも個人的に気になるという「砂肝のコンフィ」は、砂肝なのに意外な柔らかさでビックリ。「ローストビーフ寿司」はちょこんと載った柚子こしょうがクセになる味わい。お肉料理に合わせて各国のワインも用意された

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ローストビーフ寿司

■幸福の無限ループ! 肉→遊ぶ→肉→遊ぶ→肉・・・

 料理やワインにも強いこだわりがあるものの、メインは飽くまでアミューズメント。イベント内では「レッドブルチャレンジ」と題したアクテビティも催された。

 ダーツの「レッドブルチャレンジ」は、3投のうち1回でも的の中央の円の中に当たれば成功というシンプルなルール。成功者にはレッドブルが1本贈呈される。チャレンジに先駆け、スキンヘッドのインストラクターさんが挑戦。3投目でみごと円の中に命中!これはなかなか難しそう。

 さっそく挑戦者が列をなすも、なかなか成功者が現れず。10人中、ようやく1人いたくらい。腕と運が伴っていないと難しいようだ。

 ビリヤードの「レッドブルチャレンジ」は、女性インストラクターさんに「ナインボール」のルールで1対1の戦いを挑む。若い数の球から順番に当てていき、9番の球を先にホールへ入れたら勝利。

 シミュレーションゴルフの「ドラコン大会」は、男性が200ヤード、女性が100ヤード飛ばすことができれば成功。意外に成功者が多いようだった。

 失敗しても何度もリベンジできるので、徐々にコツをつかんで上達していく方々がいたようだ。

 そして卓球コートも。こちらは「レッドブルチャレンジ」は無いが、予約すれば数分間借りることができた。我々イベニアスタッフも、つい取材を忘れて夢中に……。

 イベント後半には、パーティーの華、バグースガールとのじゃんけん大会も行われた。景品はアサヒビール5箱に、ZIMAが1箱、そしてレッドブルも1箱と、全部で7箱。勝ち残った7人に1箱ずつ与えられる。



 お肉料理でお腹いっぱいになったらアミューズメントで腹ごなし。そしてさらに美味しいお肉料理を食べる、という幸福の無限ループ状態!

■世界各国の肉料理を堪能! 肉汁たっぷりレポート

 巨大なマンガ肉は、シェフによって丁寧に切り分けて再登場。仕込みに約30時間、焼き上げるのに4時間もかかったそう。おそらくひき肉をメインに作られているのだが、想像以上に噛みごたえがあり驚いた。ちゃんと骨まで肉が残っているので、ついつい最後までしゃぶっていたくなる。

 スパイシーで食が進む。仕事でなければ、危うく何杯もビールをおかわりしていたところだ。



 アメリカで流行中というチョコレートベーコンも。以前日本でもブームになった塩スイーツを思い出すような味わい。最初は「なんだこれ!?」という感想だったイベニアスタッフ「なんか、また食べたくなりますね」と、ついついおかわりしてしまった。意外な組み合わせに思えるかもしれないが、チョコレートとベーコンの塩気、さらに脂が不思議な風味を醸し出す。気になる方は作ってみるとよいだろう。

 パスタやサラダ、さらには食後のデザートにブラウニーも登場。料理も少なくなればすぐさま追加される。ビール、カクテル、ワインも飲み放題。

 さらにアミューズメントも遊び放題。これで3,500円は安すぎる。

■謎の「肉タオル」軍団や、団体客も来店。肉好きたちにインタビュー!

 最後に、お肉を愛する参加者の皆さんの声を紹介しよう。

 おいしそうな霜降り肉柄のタオルを持った集団。周りにも肉好きをアピールできる「肉タオル」は、ライフ株式会社で販売されているもの(製造元は株式会社NN)。タオルの名産地・今治で作られた本格的なもので、お値段は1800円(税別)。インターネットや一部店舗でも購入可能。彼らは大学時代からの仲良しとのこと。皆でテキーラを飲み、学生気分にもどることができたよう。「肉、好きですね!」こういったイベントに参加するのは初めてながら、和気あいあいと楽しんでいた。



 16人ほどの団体客も。同じ会社の仕事終わりに集まってきたという。ただ飲み食いするだけではなく、皆で遊べるバグースならより絆も深まりそう。

 そんな選択ができる会社は素晴らしい。友達グループやカップルもいれば、一人で来て他のお客さんと仲良くなっている人もいた。同じ肉好き同士、交流の輪が広がる。

 取材といいつつ、しっかり楽しませてもらったイベント。いま思い返しても「楽しかったなぁ」と子どものような感想が湧いてしまう。それでいいのかもしれない。アミューズメントは、総じて人を童心に返らせる。ビリヤード、ダーツ。学生時代にハマった人もいれば、大人になってから始めた方も多いだろう。けれど、その遊びにハマってしまうとき、人は皆等しく幼い心に戻ることができるのだ。

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(取材/平原学)

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