首位と3打差の20位タイにつけた片岡(撮影:米山聡明)

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<ソニー・オープン・イン・ハワイ 初日◇14日◇ワイアラエCC(7,044ヤード・パー70)>
 「やったりました!」。米国男子ツアー「ソニー・オープン・イン・ハワイ」の初日。今大会初出場の片岡大育は、1イーグル・4バーディ・2ボギーの“66”をマーク。首位と3打差の20位タイと上々のスタートを切り、喜びの声を上げた。
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 オフに修正したパッティングが、この日は冴え渡った。午前組の最終組でプレーした片岡は、1番で37ヤードのアプローチを残すピンチを迎えたが、これを落ち着いてパーセーブ。すると、2番で3メートル、3番で2.5メートル、4番では6メートルを沈めて3連続バーディを奪取。序盤からスコアを伸ばして、リーダーボードを駆け上がった。
 7番パー3こそバンカーから寄せきれずにボギーを喫したが、最終9番パー5では337ヤードのビッグドライブ。残り176ヤードから7番アイアンでピン4メートルに寄せ、値千金のイーグルを奪い、ギャラリーを沸かせた。
 4アンダーまでスコアを伸ばした片岡だが、風が強く吹き始めた後半は停滞。出だしの10番はバーディとしたが、12番でこの日2つ目のボギーを叩き、その後はスコアカードどおりに数字を並べて、初日のプレーを終えた。
 167センチ・68キロと日本人選手の中でも小柄な片岡。会場入りしてからは「さらに自分が小さく感じた。いろいろな壁を感じる」と、海外選手との体格差を痛感したが、だからこそ「自分のプレーに集中できた」。フェアウェイキープ率85.71%というショットの精度と巧みなショートゲームで難コースを見事に攻略してみせた。
 「自分のいいプレーができれば、いい成績を出せると思う。最大限のものを見せたい」。明日は強い風が吹く中でのプレーが予想されるが、「風があれば、やることが決まってくる。今日の感じでいければ」と前向きにとらえている。日本を飛び出し、アジアで積み重ねた経験がハワイで生きるか。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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