2016年は女性向け新興アパレルから新ブランドが続々デビュー

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 女性向けのファッションブランドを展開するマークスタイラー、マッシュスタイルラボ、バロックジャパンリミテッドの3社が、今年相次いで新ブランドの展開を開始する。ターゲットはそれぞれ異なるが、共通するテイストは、無駄を削いだ都会的な空気感。昨年は大手総合アパレルがウィメンズブランドを中心に大なたを振るう年となったが、2016年は久しぶりに大型アパレル企業からフレッシュなウィメンズファッションブランドが顔を揃えそうだ。 ガールズ系から新ブランド続々の画像を拡大

 バロックジャパンリミテッドは、昨年に社内で実施した「スター発掘コンテスト」でグランプリを獲得した中村真理をブランドディレクターに立て、「RIM.ARK」を春夏シーズンからスタート。「RELAX」「INDUSTRIAL(=無骨な、無機質な)」「MODE」をキーワードに、ノーム・コアとモードの要素をミックスさせた「NORM MODE」を25歳以上の女性に向けて提案していく。  マッシュホールディングスの100%子会社マッシュスタイルラボは、スタイリスト白幡啓を起用した新業態「スタイリング(styling/)」を春夏シーズンから展開。女性らしさの中にメンズファッションのシンプルな潔さを融合させた新オリジナルブランド「kei shirahata」を中心に構成するセレクトショップで、店舗でのスタイリング提案を重視する。客単価は約3万円を想定。3月1日にオープンする表参道ヒルズ店を皮切りに、出店を開始する。 マークスタイラーは、30〜40代をターゲットに高感度な新ブランドを2つ立ち上げる。それぞれのクリエイティブディレクターには「ムルーア(MURUA)」の荻原桃子、「マーキュリーデュオ(MERCURYDUO)」の渡辺由香を起用。同社は、リブランディングでターゲットを30歳前後まで引き上げた「ラグナムーン(LAGUNAMOON)」が好調を維持しており、新ブランドも既存ブランドより高めの年齢層を狙うことで新規顧客を開拓する。商品展開は秋冬シーズンから。