仏首相、恐喝容疑のベンゼマ追放を希望「代表チームに居場所はない」

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 フランスのマニュエル・ヴァルス首相は、レアル・マドリード所属のFWカリム・ベンゼマフランス代表としてプレーすることに、否定的な見解を示した。スペイン紙『マルカ』が1日に報じた。

 ヴァルス首相はフランスのラジオ局『Europe1』でのインタビューで「偉大なスポーツ選手は模範的でないとならない。そうでないならば、フランス代表のチームに居場所はない」と語り、恐喝容疑の渦中にあるベンゼマが“模範的”ではないとして、フランス代表としてプレーするべきでないと主張。さらに「もし、フランス首相に嫌疑がかけられた場合、政治の世界に身を置くことはできない。フランス代表もそうであるべきだ」と付け加えている。

 ベンゼマはリヨンに所属するフランス代表MFマテュー・ヴァルブエナを“セックステープ”をもとに恐喝した疑いがかけられている。同選手は、恐喝への関与を一部認めているが、自身の発言に犯罪性はなかったと主張していた。しかし、被害者のヴァルブエナは、ベンゼマに対し「失望した」とのコメントを発表したため、ベンゼマへの批判が集まっていた。