マヌーフ、殴って殴って殴り倒した/HERO′S 有明

写真拡大 (全3枚)

 HERO'S 2006〜ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント準々決勝、メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム) vs クラウスレイ・グレイシー(USA/クラウスレイ・グレイシー柔術)の試合は、マヌーフが1R9分12秒にレフリーストップでTKO勝ちを収めた。

 両者の思惑が交錯した。打撃でしとめたいマヌーフと寝技に持ち込みたいグレイシー。マヌーフの打撃に対し、グレイシーが寝転ぶ。マヌーフはグラウンドへの誘いに乗ろうとしなかった。かみ合わない両者。レフリーは、打撃をもらうと倒れこむグレイシーを、消極的だと判断し、イエローカードを提示した。

 寝転びながら「来い」というグレイシー。立ちながら「来い」というジャスチャーを見せるマヌーフ。痺れを切らしたマヌーフが、上から強烈なパンチの連打。殴って殴って、殴り倒した。グレイシーが、顔面にパンチを受け、戦意喪失と見なされたところで、レフリーが試合を止めた。カーロス・ニュートンの欠場で急遽参戦が決まったグレイシーだったが、得意の寝技をさせてもらえないまま敗れた。

『HERO'S 2006』を写真で振り返る/フォトギャラリー
8.5 『HERO'S 2006』全試合結果へ