日本のドライバーの半数近くは道路が「狭い」と感じるなど、何らかの不満を抱いていることが9日、日本自動車連盟(JAF)のアンケート調査で明らかになった。6割近いドライバーが道路の改良を要望、中でも生活道路の改良を最む声が4割近かった。

 調査は、道路を「生活道路」「地域をつなぐ幹線道路」「市街地の幹線道路」「高速道路」の4つに分けて、それぞれ「満足度」「改良の必要性」などについて、全国の18歳以上の自動車ユーザーを対象に、3月18日から5月1日までインターネット上で行われ、1万1112人から回答を得た。

 調査の結果、「満足度」では、4割以上のドライバーが高速道路に「満足」しており、「不満」(3割弱)を上回っていたが、ほかの道路種別では「不満」の割合が「満足」を上回っていた。「改良の必要性」については、道路種別を問わず、約6割のドライバーが何らかの改良の必要性を感じており、特に生活道路の改良を最優先に望む割合が約4割と高かった。

 具体的な要望では、高速道路を除いて「車道幅拡幅」が4割を超えており、道路が「狭い」と感じているドライバーが多いことが分かった。高速道路では、「利用料金の値下げ」(63.3%)が最も多かったが、「拡幅・車線数の増加」(25%)も2番目に多かった。生活道路では、「歩道・自転車通行帯・路側帯設置・拡幅」(46.5%)に次いで、ここでも「車道幅拡幅」(42.6%)が多かった。「車道幅拡幅」に対する要望は、地域をつなぐ幹線道路(48.1%)と市街地の幹線道路(45.4%)でも最も多かった。【了】

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