大手コンビニ各社は6月1日から、ごみの減量化の一環でレジ袋削減への取り組みを強化する。

 参加するのは、セブン・イレブン・ジャパン、ローソン<6251>、ファミリーマート<8028>、エーエム・ピーエムなど大手12社。これまでもレジ袋を薄くするなどして削減を図っており、2000年度は1店舗あたり平均で年間937キロ使用していたが、04年度は813キロ(約15%減)まで減らした。各社は10年までに00年度比35%削減を目指す。

 具体的には、少量の品を買った客にはシールで対応したり、精算の際に「レジ袋削減にご協力ください」と声をかけたりする。また、レジ袋に「レジ袋ご不要の方はお申し出ください」と印刷するなどして、客の意識を喚起できるような工夫を凝らす。

 参加12社が加盟する日本フランチャイズチェーン協会では「やけどする可能性があるので、温めた弁当などを客に渡す際にレジ袋を使用せざるを得ない事情があるが、削減に向けてがんばりたい」と話しており、店舗にポスターを掲示するなどして啓発活動を行う。【了】