季節はもう春・・・。4月から新年度もスタートということで、職場の異動や引越しなど、生活環境に大きな変化があった人も多いはず。中には、彼氏、彼女と離れ離れになっちゃう!! なんてことだって。遠距離になってしまっては、なかなか会えないし、電話代だってバカにならない。こんなんで私たち、やっていけるの〜と不安になっちゃっていませんか? そんなあなたにオススメしたいのが、このワイングラス。しかも、ただのワイングラスじゃないんです。これには驚きの仕組みが・・・。

 このワイングラスを開発したのは、マサチューセッツ工科大学の研究グループ。これを使えば、たとえ離れた場所にいても、二人で一緒にお酒を飲んでいるように感じられるという。英科学誌「ニューサイエンティスト」に掲載された発表によれば、ペアのワイングラスには液体センサーと無線リンクが組み込まれており、ひとりがグラスを持ち上げると、もう片方のグラスが赤く発光し、グラスを口に運ぶと、もう片方はさらに明るく光るという代物。研究者たちは「一緒にお酒を飲むという行為は、とても重要なコミュニケーションの一部」であり、「このグラスで(遠距離の恋人たちが)一緒にお酒を飲んでいるような気分になってもらえることは間違いない」と話している。

 実際、遠距離恋愛をするカップルにとって、このワイングラスにはどんな魅力があるん
でしょうね?

 「会えなくて一番寂しいと感じるのは、やっぱり一人でご飯を食べるときですね」と話
してくれたのは、大阪に転勤になった彼氏と遠距離恋愛中のY子さん(東京在住)。「これを使えばちょっとしたことで相手の存在を感じられるのでいいですよね。日本でも発売されたら、ぜひ一度二人で試してみたいと思います。ただ、ワインは飲めないので中身はブドウジュースですけど(笑)」

 なるほど! これなら今まで寂しかった1人の夜も、相手の存在を感じながら過ごせますよね。忙しくてなかなか会えないという遠距離カップルのみなさん、日本での商品化が待ち遠しいですよね?(石橋夏江/verb)