明日から「とってもゴースト」

音楽座ミュージカル「とってもゴースト」（ヒューマンデザイン主催）の東京公演が７日、東京都豊島区の東京芸術劇場で開幕する。

　1980年と2005年の東京を舞台に、幽霊になった女性と、デザイナー志望の男性との恋愛を描いた作品。女性は、この世でやり残してきたことが、人を愛する素直な生き方だと気づいていく。

　みどころは、デザイナーのコシノジュンコが手掛けたファッションショー。６日行われた最終リハーサルでは、出演者は色とりどりの衣装を身にまとい、本番さながらの熱のこもった演技を繰り広げていた。

　音楽座ミュージカル／Rカンパニーチーフプロデューサーの石川聖子は「とても元気になるミュージカルなので、これを見て一年のいいスタートを切ってほしい」。出演する中村桃花は「みんなパワフルに頑張るので、ぜひ見に来てほしい」と意気込みを語っていた。

　同作品は1989年が初演、同年度文化庁芸術祭賞を受賞した現在も全国から再演の希望が寄せられるなど、根強い人気がある。

　出演者は鈴木ほのか、広田勇二、鳥居かほりら（公演によって異なる）で、演出はワ−ムホールプロジェクト。東京公演は７日−18日。兵庫や岐阜などでも公演が予定されている。問い合わせは音楽座ミュージカルチケットセンター（電話042-721-5575、日祝休み）まで。【了】

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