顧客満足度に関する調査の専門機関J.D.パワーアジア・パシフィック(本社・東京都港区、蓮見南海男社長)が17日、2005年携帯電話端末顧客満足度調査の結果を発表、カシオが満足度ナンバーワンメーカーであることが分かった。

 調査は、「品質・デザイン」「バッテリ寿命」「メール機能」「カメラ機能」「ディスプレイ」「インターネット機能」「その他の機能」の7要素について、全国の16歳から69歳までの携帯電話購入後1年以内の利用者を対象に、2005年7月29日から8月26日までの間、訪問調査形式で実施、3227人から有効回答を得た。

 カシオが、「メール機能」「カメラ機能」「ディスプレイ」「インターネット機能」「その他の機能」の5つのファクターで最も高い満足度評価を獲得、647ポイント(1000ポイント満点)で調査対象11社中1位になった。2位は「バッテリ寿命」で最も高い評価を得た東芝(639ポイント)、3位はソニーエリクソンと三洋電機が632ポイントで並んだ。以下、パナソニック(617)、三菱電機(608)、シャープ(606)、日立(601)、京セラ(600)、富士通(599)、NEC(595)の順。

 調査の結果、4割のユーザーが、今後利用したい機能に「テレビ受信機能」を挙げていることも分かった。そのほかでは、20代以下では「音楽再生機能」、30代以上では「生活防水機能」への関心が高かった。【了】

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