ヤマハ発動機<7951>は27日、2005年12月期の中間期(1−6月期)決算を発表した。国内および欧州を除く海外で二輪車や発動機が好調で、売上高は6769億5100万円、営業利益は567億4900万円、経常利益は559億2900万円、最終利益は368億1900万円となり、いずれも中間期としては過去最 高となった。平成16年12月期から決算期を変更し、同期は9カ月の変則決算となったため、前年同期比は算出していない。

  通期業績予想は、原油・材料高と、それによる国内景気回復鈍化、アジアや米国 の景気減速懸念などを踏まえ、売上高1兆3200億円、経常利益1010億円、最終利益600 億円とした。
  また、業績好調なことから期末配当を1株当たり4円増配、さらに創立50周年を記念して同5円の記念配当を実施すると発表した。これにより、12月31日現在の株主に対する期末配当は、2月予想時の同8円50銭から同17円50銭となり、6月30日に確定している中間配当とあわせた年間配当は、同17円から同26円に引き上げられる。

  また、12月31日以降、100株以上を保有する株主に対する株主優待制度を新設すると発表した。優待内容は同社グッズ、Jリーグ・ジュビロ磐田の親子ペアチケット、ジュビロ磐田グッズ、地元名産品、社会貢献基金への寄付から選択できる。 【了】