米軍新型輸送機オスプレイの日本への配備計画に対する日本国内の反発により、日本政府が飛行開始を認めるまで2カ月を要した。反対派の最大の懸念は安全性だが、そもそもこの問題の本質はどこにあるのか。米スティムソン・センターの辰巳由紀主任研究員が論考する。 米海兵隊が沖縄県の普天間飛行場に配備を予定している垂直離着陸輸送機MV-22、いわゆる「オスプレイ」をめぐる日本国内の情勢が日米同盟に影を落として