■11月某日野田総理は、記者会見を開いて「TPP交渉参加に向けて関係国との協議に入ることにした」と表明した。これで、一番喜んだのは誰か。むろん、外貨獲得と雇用を生むことにつながるTPPに国家としての命運をかける米国であることは言うまでもない。他にもいる。松下政経塾に私財を投入した故人・松下幸之助だ。ここの塾生だった野田総理、前原政調会長、玄葉外務大臣という、関税枠を全廃して自由貿易を推進しようと