日本のハイテク産業の生命線であるレアアース(希土類)が高騰し、日本経済に暗い影を落とそうとしている。背景には、世界生産の大半を占める中国の“異変”がある。レアアースとは、合金に混ぜることで素材の性能を高める調味料のようなレアメタルで、磁力を強めるネオジムや高温でも磁力を保つジスプロシウムなど17に分類される。日本が強みを持つエコカーや省エネ家電、産業機械などに不可欠な存在であり、まさに日本経済の