28日のセリエA第5節で、インテルに敵地で4−1と快勝したカリアリ。2005年から2013年まで8年にわたってインテル取締役でもあったカリアリのトンマーゾ・ジュリーニ会長は、試合から一夜明けて古巣インテルを批判している。『Radiouno』のインタビューで次のように語った。

「(ワルテル・)マッツァーリは昨日の試合で、少しごう慢なチームをそろえてきた。残念ながら、インテルにはそういう試合がよくあるんだ」

「私がいた8年間でも、こういうことは何度も見てきた。インテルというクラブが常に抱えてきた問題だ。ユヴェントスではこういう試合はなかなか見られないが、インテルにはあるんだよ。どうしてなのか、正直理由は分からない。ただ、自分の経験から、常に熱心だったのは、(ジョゼ・)モウリーニョのときのチームだけだったと言える。私はインテルに8年いた。トリプレテ(3冠)がピークだね」

インテルの問題は別にして、ジュリーニ会長はカリアリの勝利に喜びを表している。

「今朝は最高の目覚めだった。これ以上は、ユーヴェ相手に4ゴールを決める夢くらいだろう。昨日の我々はスピードがあり、常にうまくカウンターをした。もちろん、長友(佑都)の退場が助けになったね。だが、我々が素晴らしい試合をしたんだ。選手たちは見事だった」

「サポーターのためにもうれしい。(ズデネク・)ゼーマン監督? 彼を選んだのは、マエストロだからだ。我々は彼と一緒に若手の価値を高めたいと思っている。彼に対して疑問を抱いたことはなかった。一部の選手が彼のアイディアをしっかり読み取れないかもしれないとは思ったががね」

FWビクトル・イバルボの活躍について、ジュリーニ会長はこう述べている。

「彼は素晴らしい選手だ。インテルにも彼を上回る選手はなかなかいないんじゃないかな。2000万ユーロ(約27億80000万円)以下で売ることはないね」