中国メディアの騰訊科技は4日、韓国の聯合ニュースを引用し、LGエレクトロニクスの社員がこのほど、ドイツ国内の商業施設で故意にサムスン電子の洗濯機を破壊したと伝え、「韓国の企業がドイツで“内輪もめ”している」と伝えた。

 LG社員がサムスンの洗濯機をどの程度、破壊したのかは分かっていないが、記事は、「商業施設の店舗スタッフがLG社員がサムスンの洗濯機を破壊するのを発見し、警察に通報した」と伝え、当初は破壊を否認していたLG社員も店内に設置されていた監視カメラの映像を見せられ、犯行を認めたと伝えた。

 続けて、LG側は同社の社員がサムスンの洗濯機を破壊したのは故意ではないとの見方を示し、あくまでも「偶然」との見方を示したと伝える一方、「サムスン側は破壊は偶然ではないと考えているようだ」と伝えた。さらにサムスン側が声明で、商業施設の監視カメラの映像から故意に壊したとの見方を示したと紹介した。

 さらに、LGとサムスンが「衝突」したのは今回が初めてではないと紹介、過去には液晶パネルなどの特許をめぐってLGとサムスンが訴訟合戦を繰り広げたことがあると伝えた。

 また記事は、ドイツで5日(現地時間)から世界最大のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA」が開幕することを紹介。サムスンとLGはともにIFAでテレビや洗濯機、スマートフォンなどを展示することを伝え、IFAでも激しい競争を繰り広げる見通しと紹介した。(編集担当:村山健二)