先日、古巣ボルシア・ドルトムントへの復帰が発表された香川真司ドルトムントのサポーターたちが、プレミアリーグでベンチを温めるようになっていた香川を奪還すべく復帰を願って立ち上げたキャンペーン「フリー・シンジ」が見事に形となり、この度ミッション・コンプリートとなった。



昨年マンチェスター・ユナイテッドを率いていたデイビッド・モイーズ監督のもとで出場機会が減った香川を見たドルトムントサポーターたちが、Twitter上で掲げたハッシュタグ「#FreeShinji(慎司を自由にしろ)」は彼らの合言葉に。時には香川を起用しないモイーズ元監督を「反逆罪に等しい」と激しく非難してきたサポーターたちにとって、チェ・ゲバラのゲリラ戦に例えた香川の奪還運動が12カ月目にして実を結んだ形だ。



復帰会見で「ドルトムントは家族のようなもの」と表現した香川。復帰早々サポーターはおろかドイツ・メディアが「ドルトムント今季最初の勝利」と表現したり、ライバルチームであるバイエルン・ミュンヘンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOまでもが歓迎するという、異例の事態となっている。

いかに香川がブンデスリーガで愛されているかを実感する半面、この期待の大きさは選手として正念場とも言えるだろう。





【関連記事】
香川がドイツに家購入…まさか結婚!?