4日はインテルのマーケットに関してアツい一日となった。ランチタイム(現地時間)には、FWパブロ・ダニエル・オスバルドがミラノのマルペンサ空港に到着。一方夜には、MFギャリー・メデルがチリから欧州行きの飛行機に乗っている。

オスバルドはサウサンプトンからのレンタルでインテルに加入する。だが、来年の買い取りについても合意しており、インテルは700万ユーロ(約9億6000万円)を支払うこととなる。『Gazzetta.it』の記者に対し、オスバルドはインテルの選手として次のように話している。

「(ワルテル・)マッツァーリ監督とは電話で話したよ。インテルについて話す前に、まずメディカルチェックを終わらせたい。僕はゲンを担ぐタイプなんだ。チャンピオンズリーグ(CL)かスクデットか? 可能な限りの勝利を手にしたい。もちろん、イタリア代表も目標だ。マッツァーリ監督は満足していたよ。(マウロ・)イカルディと一緒にうまくやれることを願っている」

一方、DFジョナタンは次のようにオスバルドの加入を歓迎している。

「彼はとても素晴らしい選手だ。インテルは見事な補強をしたね。練習で互いをよく知りたい。僕らの目標は、できるだけ向上することだ。でも、具体的な目標について話すには早すぎる。インテルをできるだけ高いところへ連れていかなければならない」

オスバルドは5日にメディカルチェックを受け、インテルとの契約にサインする予定だ。一方で、5日はメデルの今後にとっても重要な一日となる。メデルを乗せた飛行機が欧州に到着するのだ。メデルは直接ミラノではなく、まずマドリッドに降りることとなっている。

ミラノではカーディフ・シティとインテルの合意が書面化されるのが待たれている。両クラブの口頭合意では、インテルが800万ユーロ(約11億円)とボーナスを支払うこととなった。ボーナスはインテルでの4年間でチームがCL出場権を獲得した場合に支払われる。支払いは3年分割で、1回目が約300万ユーロ(約4億1000万円)だ。

ギネスインターナショナルチャンピオンズカップを終えたインテルは、4日にミラノに戻っている。マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリーを相手に引き分け、ローマに2−0と勝利したインテルだが、マッツァーリ監督は「確かに我々はうまくやった。スクデット? そういう話は放っておこう」と慎重な姿勢を見せている。